中国語教室の先輩達が使っていて、私の辞書にはないけどその先輩達の辞書には載っていた、というのが多かったので機会があれば買おうかな、と思っていた、キャノンの電子辞書 WORD-TANK。
知らなかったのだけど電子辞書もコンデジ同様、移り変わりが激しく、サイトなんぞを見ると「今年のモデル!」なんて記してあって、辞書なんてそうそう改訂版がでないだろうがっ?
いつも思うのだけど、スペイン語用、または中国語用の辞書を買う人がだ、しょっちゅう英語で調べるだろうか?
使うにしろ便利機能ボタンにいきなり英語のをつけるのはどうなんだろうか?
ダメモトでカシオに電話して「ボタンの機能位置とかを変えてもらえませんか?」
「そのようなのはでき兼ねます~」
最近この「でき兼ねる」という言葉を良く耳にはさむが、「んなの、できる訳ねーじゃないか、アホ~!」と聞こえる時がある。
「日中」ボタンがあれば、ロータリー式に「日中/中日」となるのが普通だと思うのだが、カシオのは「日中/和英」になっている。当然隣のボタンは「中日/英和」になっていて使いにくいこと10万馬力~。
また液晶の品質が違っていて、細かい漢字の中に存在するのが「目」なのか「日」なのかが判別できない時がある。
コンパクトで良いなぁ、と思ったのだけどねぇ。↓
CASIO EX-Word XD-P730A
http://casio.jp/exword/products/XD-P730A/
その先輩達のはキャノンのワードタンク G90↓
Canon Wordtank V90
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2006-03/pr-wtv90.html
運良くヤフオクで9,000円でゲット。
私のはV90でスピーカーがついている。
発音確認には良いと思うけど、中国に行ってこれを使えば便利だ、と言う人がいたけど、これは変だと思う。
日本語の喋れない外人に目の前で電子辞書をあてがわれて「八王子駅ヘハドウ行キマスカ?」と電子辞書が喋り、聞かれた場所が横浜や浦和だったら思いっきり返答に困るだろう。
ペンが付いていて知らない、読めない漢字を適当にモニター上で記すとちゃんと表示してくれるのは嬉しい。ATOKやeg-bridgeにはあったけど、かわせみにはない機能だ。
書き順機能も嬉しい。
説明書はついてこなかったけど、サイトへ行けばpdfで用意してくれている。DLしたのをプリントアウトして簡易製本しようと思ったら300頁もあるので諦めた。
いろいろ調べていたら気付いたことがあった。
「~について・~に関して」というのを例えば「関於」、「対於」とかがあるけど、使い方に微妙なニュアンスがある。
カシオのにはそれの簡易説明が表示されたがキャノンのにはない。
もちろんカシオにはないけどキャノンにはある、というのは盛りだくさんだけど、辞書の基本となるところでは、こういう蘊蓄は大切だと思った。
これはメーカーの辞書への捉え方だと思うけど、私のような初級レベルの学習者からすると、カシオの方が良いと思った。
こういうのって店頭のデモ品からじゃ分からなくて、買ってからちょっと使ってから分かる。で、分かった時には後のカーニバル~かパラダイス、という宝くじみたいなところのある電子辞書選びかもしれない。
最近のはカラーになっているけど、見栄具合はその前のB/Wのと変わらない。
現行のはiPhone 3Gぐらい。せめてiPhone 4ぐらいならないとね。
語学学習者なら分かると思うけど、どんなに電子辞書が発達しても学習においては、通常の紙媒体の辞書にはかなわない。
そこからすると、テンポラリーで利用価値のある電子辞書なら、表示が早くてコンパクトな・・あれ、それじゃ最初の CASIO EX-Word XD-P730A の方がグッドになってしまうじゃないかい~。
・・と記していたら中3の娘が部屋にやってきて「とーちゃん、何やってるの?」
「電子辞書、ヤフオクでゲットしたんだよ」
「へぇ、いいな・・」
「あ、そ、じゃ、これ使う?」
「え、いいの?英語と日本の辞書があれば嬉しいけど・・・」
「両方あるよ、読めない漢字もペンを使って探せるし、スピーカーがあるから発音も分かるぞ」
「おお、すげー、欲しい~」
なるほど、こういうケースを想定して、中国語とかの電子辞書にも英語辞書があるのね、なるほどね。
中国語の電子辞書を持っている中学生・・渋いぞ~♪
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