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noviembnre 1999
Vol. 19
  1. バモスのホームページの紹介
  2. ワイワイオフの様子(10月8日)
  3. ホンジュラスに楽譜を
  4. マヤ文化セミナーのお知らせ
  5. 坂元淑子のドミニカからの頼り私のスペイン
  6. 連載「私のスペイン」村島美智代
  7. 中南米情報
  8. シェフ岡部のスペイン料理講座

1999年11月発行
発行責任者:萱嶋太郎
編集/文責/翻訳:姫野幸司
広 報:田島グロリア・佐々木亨
発行所:宮崎イベロアメリカ国際交流協

バモスのホームページの紹介
バモスのホームページを紹介します!!!

関東支部長の中島健さんの絶大なる努力により6月にネット上でバモスのホームページが完成しました。
バモスと宮崎、宮崎とスペイン等で検索すればトップに現れます。世界中のWeb上に登録されており、スペイン語圏からのメールも届きそうな気がします。ネット上でのグローバルな交流を推進していきたいと思っています。バモスのHPを見て、最近2名の方がバモスの会員に入会されました(清武町と大分県の別府)。その1部を紹介します。

ホームページの掲示板に書き込みを!!おしゃべりやネット上での交流を希望されている方は、バモスの掲示板にどんどん書き込みをしてください。ボラチョのケンさん、おもろいこと書いていますよ。


ワイワイオフの様子
 10月8日(金)、久しぶりにバモスのオフが宮崎市内のメキシコ居酒屋で開かれました。
 萱嶋会長、古川副会長も出席しました。最近入会された海老原菜穂子さん(清武)、高橋洋子さん(大分県別府)も参加しました。

 高橋さんはわざわざ別府からお母さんと一緒に車でやってきました。フラメンコを習って1年半、幼い頃からバレーを習っているそうなのでさぞかし上達が速いことでしょう。
 プロ級のフラメンコギターリスト、荒武さんも会員にいらっしゃるので、来年、ライフのパン(来年の5月に新店舗完成予定)の2階(料理教室が開ける場所にするそうです)でフラメンコと料理が楽しめますね。福岡の会員の西村さんもフラメンコを習っているので是非来てほしいですね。

 萱嶋会長は高橋さんがわざわざ別府から来られたということで、歓迎の歌をたくさん披露しました。民謡、演歌、そしてお得意の「ソラメンテ・ウナ・ベス〜〜〜〜」。
 古川会長からは、来年くらいグアテマラ学校再訪ツアーを計画しようという話しもでました。グアテマラの他にペルーもツアーに組み込み、グアテマラ学校建設でお世話になった元駐日グアテマラ大使、ゴンサレス大使(現在、駐ペルーグアテマラ大使)を表敬訪問するという計画です。

 尾崎さんや松村さんからバモスの会員が気軽に集える場所があればいいなと、バモス直営の居酒屋を提案しています。本格的なスペイン式バルです。
 スペイン支部もあるのでワインや食材は直接現地から調達できます。スペインや中南米の皿や民芸品も置き、スペイン語勉強会も開き、スペイン語圏の情報の発進地とするお店。
 来年くらい有志を募って実行委員会を作りませんか?店の名前は「バモス」。だれもやらないことをやるのがバモスの精神。といった話しでも盛り上がりました(^^)(^^)(^^)。生協方式で出資者を募ろうかな...


ホンジュラスに楽譜を
 ホンジュラスに楽譜を送ろうというお願いが日南支部の世話係の兒玉千代美さんからあり、会報その他の呼びかましたが、時期を逸していることもあり思うような協力ができませんでした。
 ところが、ある会員(清武富美代さん)から楽譜の送料代にと暖かいお志しが届きました。これと合わせ、バモスから1万円主催者に寄付いたしました。

以上ご報告いたします。


マヤ文化セミナーのお知らせ
 東京にあるマヤ文化友好協会(名誉会長駐日グアテマラ大使)から、宮崎にてマヤ文化のセミナーを開催したいとの申し出がきております。先月、秋田で開催し、大成功だったとの手紙が副会長から届きました。来年予定しているとのことです。皆さんの協力をお願いしたいものです。


坂元淑子のドミニカからの頼り私のスペイン
Yoshiko Sakamoto ID#35028 ハラバコア

A.P.No.1163
Santo Domingo

La Vega ,14 de Sep. '99

 今日は風の強い1日です。また最近は、夕方雨が降るため朝晩は涼しくなってきました。これら全てハリケーンの影響です。去年「ジョージ君」がやって来たのも、忘れもしない9月22日でした。ということで、今回は6月6日付の新聞からハリケーンについてお知らせします。異常気象で5月・12月にも発生したり、22以上発生した時はどうなるのだろうという疑問も出てきますが、いろいろなことがわかって面白い記事でした。ティーンエージャー用日曜の別冊なので、とてもわかりやすいです。
 本紙はListin Diario(http://www.listin.com.do)です。


連載「私のスペイン」村島美智代
<その7>「セゴビア」

ヘローナ

 今から10年ほど前のお話。
 当時バルセロナに住んでいた友人が、「涼しいところに案内してあげよう」と声を掛けてくれたので、車でヘローナ(今はジローナですね)にあるダルデール博物館へ出掛けた。
 そこはなんとも薄気味の悪いものばかりを集めた博物館で、たとえば、三本足の鶏の剥製や頭が二つある子牛の剥製、顔をとどめた人間の頭蓋骨、人間の皮の標本(ご丁寧にも男女ツインで並べてある)、胎児のアルコール漬け、人間の剥製などなど。とにかくエッ!と思うようなものが多数展示してあるのだ。
 なんでもダルデール家の当主が世界から収集したコレクションが基らしい。これだけ収集するには莫大なお金と時間が掛かだろう。今はそっくりヘローナ市に寄付され、私達の目に触れることとなった。

 博物館の中を案内して下さったおばあさんは、そのグロテスクなコレクションとは対照的に優しく暖かな人だった。しかし人間の全身の皮を剥いだ物や、黒人の剥製がドンっと展示されているのにはいささか驚きを隠せなかった。当時の私は恐怖と珍しさが手伝ってパチパチ写真を撮りまくった。
 そしてその二日後、私はバレンシアで高熱を出して寝込んでしまう。きっとバチが当たったのだと今になって思う。今もその博物館の写真を見るとバチが当たりそうな気がして見る事ができない。
 怖いもの見たさの方はダルデール博物館へ足を延ばしてみてはいかが?!きっと涼しい思いをすることでしょう。


中南米情報
中米を飛び回る商社マンからの情報です。

■ 女性
 チリ、コロンビアとならんで、3Cの一つコスタリカ。さぞかし美人が多いことと思われるでしょうが、実際はそうでもありません。はっとするような美人がそう居る訳ではありません。近隣の国に比べれば、平均的コスタリカ人は美形です。コスタリカの子ギャル達もなかなかのものです。メキシコでは白人=金持ちでしたが、コスタリカでは、そうでもありません。

■ 賭け事
 一流ホテルにはCASINOがあります。 毎晩札束が飛び交っています。夜遅くなると中国人が毎晩のように大挙出没します。彼らの賭け方といったら、一晩で何千ドルも勝ったり負けたりするような遊びで、とてもついて行けませぬ。この間、パナマでもCASINOに行きましたが、やはり中国人がいっぱい居ました。

■ 道路事情
 小さな道路はまだしも、幹線道路ですら、あっちこっちに穴ぼこがあいています。それもICREIBLEな深さの穴です。穴ぼこの位置を把握しておかないと運転も危険です。 私はこんなに道路の悪い国はこれまで見たことがありません。

■ 高速道路
 高速道路は片道のみ有料です(往か帰りか、どちらかで徴収されます)。これ不思議ですよね。

■ LIBRERIA
 小さな小さなLIBRERI'Aしかないようです。コスタリカ発行の雑誌なんて見たことないし、出版物の大半はメキシコ、スペイン、アルゼンチンのもののようです。コスタリカ人に、一人ぐらいコスタリカの有名な作家おらんのか?と聞いても名前があがってきません。(これはエルサルも同じ)

■ 食
 コスタリカ人の食事は質素です。 COMIDA TI'PICAと呼べるようなものもあまり無いようです。
 メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルまではトウモロコシ文化、コスタリカだけがなぜか米が主食です。FRIJOLESが主食なのは共通しています。
 GALLO PINTOと呼ばれる「赤飯」があえて言えばコスタリカを代表する食べ物でしょうか。皆毎日毎日、ARROZ,FRIJOLES,PAPASばかり食べています。
 スーパーに行くと、見かけない野菜や果物がいっぱいあります。名前もメキシコとは随分異なります。驚いたのは長葱(みたいなもの)や山芋があったことです長葱はcebolli'n、山芋はn~ameと呼んでいます。
 ウミガメの卵を一度食してみたいのですが、これはSólo se vendeclandestinamente en algunas cantinas.とのことです。 サルバドルでは普通のレストランでも出されることがあるようなので、あっちで試してみます。afrodisi'acoらしいですね。(必要ありませんが、、、)

■ 言葉
 コスタリカ人は独特の抑揚で話します。長年の中南米での生活で、どこの国のスペイン語か大体見当がつくようになってきました。特にマイアミでは、ありとあらゆる国のスペイン語を聞く機会があったので、私のスペイン語もDEEPなメキシコ訛りが取れて(まだ残っているそうですが)、色々な国のスペイン語が程よくブレンドされて、なかなかいい味が出ているのではないかと自画自賛しています。まだVOSを使うところまで慣れていませんが、時間の問題でしょう。仕事を離れて女性の友達でもできればあっという間に、VOSで話しはじめると思いますが、、、

■ 奇妙な表現
 Queda muy largo de aqui'.= Queda muy lejos de aqui'.
一緒にマイアミから転勤してきた職場の同僚が、スペイン語の家庭教師を雇いました。
2時間10ドルです。(おばちゃん先生)若くて美人なら倍でも雇うけどなぁ。
コスタリカにも日本人の学生がスペイン語を学びに来ているようです。
なんでも日本で、コスタリカの語学学校の宣伝をしているとか。ホント?

■ 失敗
 あるレストランで、コスタリカ人(男)と食事をしていて、ウエイトレス(ドミニカ人)が居る前で、「No mames. Como eres mamón」と言ったら、相手がちょっと困った顔をしました。
 メキシコでは普通の表現(muy vulgarですが)でしたが、少なくともコスタリカとドミニカでは「ある特殊な意味」でしか使わないことが分かりました。はじかしぃ!!!

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■ 久々の奇妙な表現。

(コスタリカ人)
話しの合間合間に、「ディ!」 これは何だ?? 未だに謎。
話しの合間合間に、「マイ」これも謎。

ゴマをする。 brocha.(gomasuri) pasar la brocha. No seas brocha.
Ay, puñeta!, Hijo de pun~a! これは全て驚きの表現。
恐らくputaという代わりに pun~etaとか pun~aとか言っているのではないかと想像します。

macha=pelirroja=rubia cariñoを込めて、金髪(といっても染めているのですが)の女性に Gracias,machita.などと言います。 黒々とした髪の人にも言います。
因みにメキシコではguera(uの上に点々があります)。
カリーニョ表現として、メキシコではGORDAでない女性に、GORDA!と呼びかけるようです。一度女性二人と話しをしていて、太っている方が痩せている方にGORDA,GORDAと呼びかけるので、「貴方の方が太っている」と言ったら、気を悪くされたことがあります。あくまでカリーニョ表現なのです。

■ コスタリカ人の挨拶
¿Cómo va todo?
Estoy bien,gracias.
Qué dicha,qué dicha. Me alegro.
Qué dichaというのもコスタリカ人の口癖のようです。

 他に気になる表現は pura vida.なんだかよく分かりませんが、頻繁に耳に入ってきます。これもTICOの??の一つ覚えか?

■ エルサルバドル人
 運転手 motorista= chofer choferという言葉は全く聞こえてきません。
中米3カ国ともですが、車のハンドルのことをtimo'nと言ってます。(これって船の舵のことではなかったかな?)


シェフ岡部のスペイン料理講座 その9
Flamenquin/牛タンの塩漬け

 アンダルシア地方では、フラメンキンと呼ばれるものに牛タン(又はハム)とチーズのロールフライがあるが、コルドバでは牛タンを漬けたものをフラメンキンといい、コルドバの隠れた名物料理。

■ 材料

  • 生牛タン(牛タンは剥きが大変なので市販の皮剥き牛タンが良い)
  • ローリエ(3枚)
  • タイム、ローズマリー、各少々
  • 塩(粗塩又は天塩)大さじ7杯くらい
■ 作り方

  1. 粗塩大さじ2を牛タンによくすり付けたものを、3時間くらい水に漬け血抜きする。
  2. 牛タンがひたひたに漬かるくらいの水を鍋に入れ、中火で煮、沸騰してきたら弱火にし、3時間くらい煮、串をさして血がにじんでこなければ茹で上がり。
  3. 牛タンが茹で上がる時間を見計らい、牛タンがひたひたに漬かる水を用意し、残りの塩(大さじ5)を入れ沸騰させ、火を止めローリエ、タイム、ローズマリーを入れ、粗熱がとれるまで置き、煮上がった牛タンを入れ出来上がり。完全に冷めたら冷蔵庫に入れ、5日もすれば食せる。1週間もすれば味もよく染みおいしくなる。

レスタウランテ「アランブラ」
オーナー 岡部公英
〒299-28 千葉県鴨川市仲町239-1/TEL04709-2-9946
* 現在、岡部さんは食材を仕入れにスペインにいっています。

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