Vamos   HOME

septiembre 1998
Vol. 16
  1. ハモン&ワインフィエスタ
  2. グアテマラ学校近況報告
  3. 連載「私のスペイン」その6 村島美智代
  4. シェフ岡部のスペイン料理講座 その7
  5. 情報コーナー
  6. 10月、11月、12月の勉強会のお知らせ
  7. 事務局から

1998年9月発行
発行責任者:萱嶋太郎
編集/文責/翻訳:姫野幸司
広 報:田島グロリア・佐々木亨
発行所:宮崎イベロアメリカ国際交流協

ハモン&ワインフィエスタ
 5月31日、事務局宅にて、バモス会員の親睦と情報交換を図るハモン&ワインフェイスタが開かれました。同月中旬、会員の押川真喜子がスペインのバモス会員を訪ね(グラナダのエミリオさんとバリャドリッドの人見さん)、土産のハモンを持ち帰りました。
 ハモン、スペイン風イカの鉄板焼き、トルティーリャをつまみに極上のワインを味わいながら、押川さんの楽しいスペイン旅行話し(エミリオさん夫婦からマラガへ連れていってもらった話しや人見さんからセゴビアを案内された話しなど)や会員の近況に耳を傾け、和気藹々とした時間を過ごしました。
 また、6月にメキシコ長期旅行へ出掛けられる新入会員の尾崎つよ子さん(宮崎市)が紹介されました。出席者は萱嶋会長、古川副会長をはじめとする20名。


グアテマラ学校近況報告
 中南米を旅行中の三野さん(バモスの学校建設に関心をもっている東京在住の青年)が、6月2日と3日に再度ラデモクラシア村の学校を訪れました。
 学校の現状について、バモスを代表して調査してもらいました。その時撮影した学校の写真と調査結果が同月中旬にホンジュラスから事務局へ送られてきました。 

< 調査結果 > 1Q=約23円

先生に対する質問とその回答

  • 1ヵ月の給与 → Q600(村が払っている)
  • 園児から学費を取っているか?〜No → 教材費は村が負担している
  • 保護者の職種? → 大半の父親はサトウキビ農場で働いている。母親のほとんどは主婦。
  • 今何が一番不足しているか? → 電気、飲料水、学用品、机

● 村長に対して

  • 今後も村として幼稚園に援助できるか? → できる
  • 村人の平均収入 → 最小で1日Q22、平均で1日Q35、最高で1日Q45。大半の労働者は2週間ごとに給料をもらっている。
  • 先生の給料をエスキントラ県が援助できる可能性があるか? → ある。現在、村が負担しているが、将来、県に負担してもらえる可能性もある。


連載「私のスペイン」その6
村島 美智代 

「オリーテ」

 想い出深い小さな町に、オリーテがある。夫と北部を廻った時、初めは予定に入っていなかった。きっかけは、カラオラのホテルで地図を広げている時、近くにあるのを知り、サンセバスチャンへ行く途中寄って見る事にした。なぜなら、大阪にオリーテと言うとても美味しいスペイン料理レストランがあり、以前そこのオーナーからとても素敵な町だと聞かされ、興味があったからだ。

 カラオラから車で一時間ほど走ったか、素敵な尖がり屋根のお城が見えてきた。ナバーラ王カルロス三世によって夏の宮殿として建てられ、この町はナバーラ王国の首府ともなったらしい。車を降り城門を潜ると、そこはタイムスリップしたようだった。人々はのんびりと日向ぼっこをし、おしゃべりをする。土産物家が二・三軒あるが、中でおばさんがうたた寝をしている。

 まずは地下のローマ遺跡を見学し、城内へと進む。複雑な廊下と階段は敵から身を守る為だと何かの本で読んだ事があるが、随所に繊細な彫刻や技巧が凝らされ、見る者を飽きさせない。風通しの良い塔がいくつもあり、フランスの様式が濃厚だ。その一つに上がって見た。美しい景色が広がり、そこには十五世紀のままの町があった。そして地面には雲の影。ホッと溜め息。

 この城の一部がパラドールになっていてそこで昼食をとる事にする。(因みにこのパラドール、プリンシペ・デ・ビアナといって雰囲気良し、ご飯はおいしい、っとおすすめです。)ナバーラの風土料理とリオハのワイン。幸せの一時。サン・セバスチャンに行くのをやめてここに泊まりたい。きっと歴史の匂いに興奮しただろう・・・。ゆっくりと時間が流れる町オリーテ。後ろ髪を引かる思いで、オリーテを後にした。


シェフ岡部のスペイン料理講座 その7
□ アサリのサフラン風味 / Almejas al asafrán

材料(2人分)

  • アサリ:500g
  • にんにく:1片
  • 玉ネギ:半個
  • 魚のブイヨン:25cc
  • 白ワイン:少々
  • サフラン:15〜20本
  • パン粉:1/4カップ
  • イタリアンパセリ: 適量
  • 塩: 適 宜

● レシピ(作り方)

  1. アサリは流水で洗っておく
  2. サフランは魚のブイヨン又はぬる湯で色だししておく
  3. 鍋にオリーブオイルを弱火で熱し、みじん切りにしたニンニク、玉ネギを弱火でしんなりするまで炒める
  4. アサリを入れ、殻が開きだしたら白ワイン、魚のブイヨン、しばらくしたら塩、パン粉、サフラン水を入れ、9分通り殻が開いたら火からおろし皿に盛り付け、パセリのみじん切りを散らす。
    (注意):アサリは煮すぎると固くなるので煮すぎないこと

□ じゃがいものコスタブラバ風 / Patata bravas

材料(2人分)

  • じゃがいも:300g
  • トマトソース:1/3カップ
  • カイエンヌペーパー:少々
  • タバスコ: 少々
  • オリーブオイル:多めに用意
  • 塩:適宜

● レシピ(作り方)

  1. じゃがいもは皮をむき2センチ角に切って軽く塩をふる
  2. 揚げ鍋にオリーブオイルを160度に熱し、その後140度にし、串が通るまでじゃがいもを揚げる
  3. 弱火にかけたフライパンに揚げたじゃがいもを入れ、トマトソース、カイエンヌペーパーを加え、よく混ぜ合わせ、皿に移しパセリのみじん切りをふりかける


情報コーナー
● スペインのサラマンカの語学学校ACADEMIA MESTERから語学留学案内が届いております。パンフレットもありますので希望者は事務局まで。

Tef:34-923-213835
Fax:34-923-213841
E-mail:mester @mester.es
URI www.mester.com

● 関東支部長の中島健さんが、インターネット上にホームページを開設しました。スペインでの生活体験を基にしたエッセイとプロとしての写真集などが掲載されています。また、バモスを紹介するコーナーも作って頂き、バモスのイベントやグアテマラ学校の写真も掲載されています(現在、バモスでは、HPを作成中)。インターネットをやられている方は、是非、アクセスしてください。
URL:Accitano
http://www.linkclub.or.jp/~accitano/
* 「中島写真工房」で検索すればヒットします。
グラナダの地元紙「イデアルIDEAL」のグァディクス版に中島さんが紹介されました。ホームページを開設した彼は、かって住んでいたグァディクス市が出しているHPに自分のHPをリンクさせたい旨を電子メールで許可を求めたところ、これが記事になったとのこと。インターネットのHPを介した新しい形式の国際交流といえますね。
* 現在は「https://www.accitano.com/」

● 事務局で定期的に「スペイン産ワイン」を楽しむ会を開く予定です。スペインから送られてきた各地のワインを味わいながら、ラテン談義に話しを咲かせましょう。


10月、11月、12月の勉強会のお知らせ
「ますます充実してきたバモススペイン語教室へどうぞ」(^^)(^^)(^^)

● 第二、四金曜日の月2回、竹下誠一さんを講師にスペイン語の勉強会を行っています。人数的に余裕がありますので、意欲のある方はふるってご参加下さい。
 アルゼンチン滞在30年の講師の丁寧な指導により、楽しく学びながら、生活に密着した実践的会話力が身につきますよ。また、無理のないゆっくりペースで指導していますので、初心者の方が挫折したり、消化不良を起こしたりするようなことは決してありません。

 コーヒーブレイクにはスペイン、南米、ポルトガルの楽しい話題が待っています。今後旅行を計画されている方にはインターネットや旅行経験者ないし留学経験者からガイドブックでは得られない飛び切りの情報が得られますよ。勉強会の参加費は1回につき1,000円です。ワインを傾けながら、バルでの注文の仕方などを楽しく勉強していますよ。Oiga, una cañaなど。

  • 場 所:VAMOS事務局(姫野宅)
  • 時 間:
    午後7時30分〜9時(第二、四金曜日)・初級レベル
    (第二、四木曜日)・中級レベル
    *月によって変更する場合もある

  • 初級レベル:
    旅行中によく使う単語(食べ物、メニューなど)を練習。文章的には、estar,ser,querer, me gustaなどを使用。挨拶と日付は必ずスペイン語で。
    コーヒーブレイクには、旅の話しを。

  • 中級レベル:
    会話文の一例
    ¿Qué te parece si tomamos vino?、He adelgazado dos kilos soloen tres diás.....
    今後、テレビスペイン語会話のビデオを見ながら、ヒアリングの練習。文法的には、直接目的および間接目的の使い方、現在完了

  • 人 員:各クラスとも4名
  • テキスト:エクスプレス「スペイン語」およびESPANOL EN DIRECTO

  • デンマーク出身のヤコブさんが時々指導しています。
    ヤコブさんは、グアテマラの語学学校でスペイン語を学びました。
  • 現在、8名の会員が勉強会に参加しています。
  • 個人の進度を十分に把握した分かりやすい指導!
  • インターネットで同日発行のスペインや中南米の新聞を読みます!

事務局から
【 年会費について 】
 年会費の有効期間は、入会時点から会計年度末の12月までとなっております。従って、年度途中から入会した場合、有効期間が1年に満たないでも1年分の会費2000円を頂きますので、ご了承下さい。尚、領収書は発行しません。納入された場合、会報に名前を掲載いたします。

【 納入方法 】
1.直接手渡す
2.銀行振り込み
3.郵便小為替(手数料20円)

 昨年度(97年度)会費未納会員の方については、個人的に未納案内をさせて頂きます。
 「本年度会費、早めの納入にご協力を!!」
 「昨年度の会費を納入されていない会員は、次回より会報を送付しませんのでご確認願います」「バモスは、会員の会費だけで運営されています。会報代、連絡費(葉書、電話)等わずか月166円で賄われていますので(自治会の区費よりも安い!)、ご理解を!」昨年度1997年度会費を納入されていない方は、次回より会報を発送致しませんので、ご理解願います。

[本年度1998年度、会費の納入をお願いします〜〜〜〜〜〜〜]

本年度は12月までとなっています。まだ、37名しか会費が納入されていません!!

1998年度会費納入会員(7〜9月に納入)
以下の会員は、98年度会費2000円を納入されました。氏名を掲載することで領収に替えさせて頂きます。ご協力有難うございます(^^)(^^)(敬称略)
 村島美智代、長友輝世美、田口道雄、品田久美子、藤山禎子
 ヤコブJacob、磯貝光子

● 随時原稿を受け付けています。旅行記、辛口エッセイ、外国でのエピソードがありましたらどしどし原稿を送って下さい。スペイン語に翻訳する必要はありません。
 長文の場合、テキストファイルに変換したフロッピィーを提出して下さると打ち直す手間が省けるので助かります。事務局で使用しているパソコンはマッキントッシュです。ハードは、PowerMac4400、Perfoma 5320、IIsiの3台、ワープロソフトはEGwordとWordperfect、クラリスワーク、Microsoft Word。スキャナーはMicrotekのColor Page WIZとキャノンのCANOSCAN 600。
 プリンタはEPSON。パソコン通信ないしインターネットをやれている方がいらっしゃいましたら、連絡および原稿等は電子メールでも結構です(これが一番助かります)。

● 中南米の情報が不足しています。詳しい方の情報をお待ちしています?

● 「会員の方へ」
バモス連絡(往復葉書など)の手間を省くために、電子メールによる同報通信を開始しました。パソコンをもち、インターネットもしくはパソコン通信(ニフティ、朝日ネットなど)をやられている会員の方がいましたら、電子メールアドレスもしくはIDをご連絡下さい。メールによる情報交換ができます。

● 各支部で何かイベントをやりたい場合、具体的な企画を事務局までお知らせください。一緒にやりましょう

「イベントに対して具体的なアイディアがあれば、事務局までご意見をお寄せ下さい。また、会報のボランティア翻訳スタッフも募集しています」

● 現在、バモス電子メール会員が20名ほどいます。経費節約のため、電子メールアドレスをお持ちの会員にはニフティからの同報通信メールで行事やフィエスタなどの案内をしています。
 最近、インターネットを始められて方がいましたら、メールアドレスをお知らせください。

● 会報に掲載する広告を年間契約(4回分)で受け付けています。会員は5千円、非会員は1万円となっています。この会報の配付先は会員(1998年9月現在110名)、各国際交流団体およびマスコミとなっております。乏しいバモスの財源確保のためにご協力願います!!
 広告掲載できる方をご紹介下さい。会員の場合、広告料は年間5,000円です。

● 住所等が変更になられた方は、また表記ミスがある場合、お手数ですが事務局までお知らせ下さい。

↑ ▲ Top