Vamos

octubre 1997
Vol. 13
  1. 第4回野外フィエスタ
  2. グアテマラ大使離任
  3. 連載「私のスペイン」その4 村島美智代
  4. 坂元淑子のドミニカ頼り その2
  5. 荻野好弘のメキシコ頼り
  6. 第4回イベロアメリカフィエスタのご案内
  7. シェフ岡部のすぺいん料理講座

1997年10月発行
発行責任者:萱嶋太郎
編集/文責/翻訳:姫野幸司
広 報:田島グロリア・佐々木亨
発行所:宮崎イベロアメリカ国際交流協

第4回野外フィエスタ
 5月25日(日)、爽やかな好天の中、恒例の野外フィエスタが新富町の茶園で開かれ、子供を合わせて50人程参加しました。今回、会員の下郡さんのご好意で所有する有機茶園の空き地を整地して頂き、会場として使用しました。しかも、参加者全員にお茶のプレゼントまで。

 今回の料理は、昨年好評だったアルゼンチンスタイルの焼き肉(綾町の向吉さんの骨折りにより、特大の骨付き牛肉を安く購入できました)と、パエリャ(25人分の大鍋を使用。日本人だ30人分はゆうにある)、そしてお茶の葉のテンプラ。火起こし部隊の男性軍、材料切りの女性軍、てきぱきと作業が進み、2時間ほどでパエリャが完成。
 材料をどっと流し込む迫力に子供たちは目を丸くしながら見守っていました。パエリャの発祥地、バレンシアでは、農作業の昼御飯として畑の空き地でパエリャを作ったそうです。

 茶園は完全な有機農法なので、あちこちで健康そうな虫が飛び交っていました。お茶の葉のテンプラは健康にもよく、なかなか繊細な味でした。
 いつも遠方から駆け付けてくる西郷村の田原さん、延岡の柴田さん、有り難うございます。


グアテマラ大使離任
 駐日グアテマラ大使が10月1日付けで離任することになり、10月7日離日いたします。次の赴任地はペルーだそうです。

 1994年に初来日された同大使は、同年12月宮崎で開かれたグアテマラ学校チャリティーコンサートへ来宮。県知事および宮崎市長への表敬訪問、コンサートでは観客に対する学校支援への感謝、コンサート後、大使ご夫妻を迎え、小さな居酒屋での夜なべ談義、翌朝ホテルで開かれた学校支援パネルディスカッション。
 日本とグアテマラを結ぶ、大使としての初仕事は、宮崎でなされたものではないかと思っています。バモスという小さな市民団体の熱意を素直に受け止めてくれた大使の寛容さ、理解が、グアテマラ学校建設の大きな推進力となったのではないでしょうか。
 大使との友情は今後も大切に育てていきたと思っています。ペルーでのご活躍を祈っています。次回は、ペルーでお会いしたいですね。


連載「私のスペイン」その4
村島 美智代 

 中世のイタリアに生き、失脚するまで権謀術策をほしいままにした人物がいる。御存知のチェーザレイ・ボルジア。私がドン・ペドロの次に興味ある人物だ。ボルジア家の発祥はスペインだけあって、彼に纏わる城がスペインにはある。失脚後、捕われ人となりスペインのバレンシアへ送られた彼は、ハティバに近いチンチーリャの城に幽閉された。その後、メディナ・デル・カンポのモタ城に移されるが、そこを脱走後は北スペインで戦死する。

 このモタ城、話題に事欠かない。あのイザベル女王が晩年宮廷とし、ここで亡くなっている。またこのメディナ・デル・カンポ、あの狂女王ファナが夫フィリップと幼い王子達とも住んでいた。
 この城にパジャドリーからセゴビアへ行く途中、夫に頼んで足を延ばした。街は、とても簡素で静かだった。とりあえず案内所を捜す。案内所では女性が三人、おしゃべりをしてお菓子を食べていた。地図を貰い、そこで聞いた話しは信じられない事に、公開されてないとの事だった。とにかくモタ城へ向かう。殺風景な丘の上にモタ城はあった。

 表は修復中で堀に橋もなく、入れそうにもなかったが、城の裏にまわって見ると仮の橋が架けられており、スーツを着た人々が中へと入って行く。私達も何食わぬ顔でその後について行った。城壁を潜り城の扉へと向かう。扉にはカメラ×、犬×のカンバンがあった。公開されているのか?
 開かれた扉の向こうから、大勢の人が食事をする気配が感じられる。とにかく中へ。外観が戦闘的なのに比べ、大きなパティオがあり、中は優しい感じだ。ハァっと感激も束の間、おじさんが来てきつい口調で怒られた。訳が判らぬまま扉の外ヘと出されてしまう。仕方がないので城壁の中を歩き写真を撮っていると、またもやさっきの人。先ほどよりもきつい口調で何やら怒っている。
 私達は結局諦め、外ヘ。イザベル女王の部屋やチェーザレイの幽閉されていた部屋も見る事もできず、仕方なくゼゴビアへと向かう。心残りだったが、次回に楽しみを残そうと夫は言ってくれた。


坂元淑子のドミニカ頼り その2
ラ・ベガ発7月3日

 私の住んでいるラ・ベガ市は、国のほぼ中央に位置する人口10万人の落ち着いた町です。現在、写真のようにフランボジャンが花盛りで、メインストリートは燃えるような朱色、生き生きした若草色に輝いています。

 ここの人々は、とても人なつこく、道を尋ねたらその場所まで連れていってくれました。知らない人がバイクで家まで送ってくれたこともありました。買い物をして、小銭にがなかったら、「また、いつか払いに来てくれ」といった具合です。のんびりして温かい町です。だから、宮崎育ちの私にはぴったりです。

 2度目の中米生活ですが、「やっぱりラテンはいいなあ」と思いながら毎日を楽しく過ごしています。


荻野好弘のメキシコ頼り
 メキシコ、グアダラハラ発9月18日

 お元気ですか。出発前は宮崎へ行く余裕がなく失礼しました。当地にきて3週間になろうとしています。
 ホームステイをしており、医学部(他の大学)の学生らと共に生活しています。授業は1日3時間半で、それほどきつくはありません。現在のところ、スペイン語は中級クラスで接続法の特訓中です。パソコンの調子が悪くE-mailが使えません。ハガキでお許しください。


第4回イベロアメリカフィエスタのご案内
 第4回イベロアメリカフィエスタを11月下旬に開催する予定です。夏にスペインから直径1mの60人用パエリャ鍋が到着しました。25人用のパエリャ鍋と合わせ、80人分くらのパエリャ作りにチャレンジしてもらいます。詳細は、ハガキで案内いたしますが、マスコミ等で一般募集も行います。 

  • 日 時:11月下旬
  • 場 所:宮崎市内近辺の河原もしくはオートキャンプ場等
  • 内 容:親子で特大パエリャミクスタ作りにチャレンジ→食作りを通して親と子の絆を深める
    その他スペインや中南米の料理作りにチャレンジ→食材が豊富な料理を日常生活に取り入れてもらい、スペインおよび中南米の食文化を紹介
    スペイン産ワインの試飲→最近、世界中から注目されているワイン(Rebera del Duero)の試飲


シェフ岡部のすぺいん料理講座
なすのグラタン(BERENJENA A LA CREMA)

<ラマンチャ地方の料理>
熱い料理ではあるが、なすの美味しい季節にフウフウいって食するのが格別においしい。米なすのない場合は、長なすでもよいが、身がやわらかいので、できれば米なすを使ってください。ワインは辛口の白、赤でしたらまろやかで軽いもの。

材料:4人分

  • 米なす(中):中4個
  • むきえび:100g
  • 50g
  • にんにく:1個
  • 玉ネギ(小):1個
  • 肉のブイヨン:100g
  • 牛乳:500ml
  • パルメザンチーズ:少々
  • 小麦粉:60g
  • 塩・白胡椒・イタリアンパセリ・オリーブオイル

作り方:

  • 米なすは1センチ厚さの輪切りにし、塩・胡椒をふり、小麦粉をまぶす。にんにく、玉ネギはみじん切り。むきえびは塩・胡椒を。ハモン・セラーノは適当な大きさに切る。
  • 米なすはオリーブオイルを熱し、さっと揚げておく。むきえび、ハモン・セラーノはフライパンで炒めておく。
  • 厚手の鍋を弱火で熱し、にんにく、玉ネギをしんなりするまで炒める。
  • 3)に小麦粉を加え、色づかないように炒め、温めた牛乳、肉のブイヨンを少しづつ、ダマにならぬようよくかき混ぜながら、塩、胡椒で味をととのえると、ペシャメルソースのでき上がり。
  • グラタン皿に米なすを並べ、むきえび、ハモン・セラーノを散らし、ペシャメルソースをかけ、パルメザンチーズをふる。
  • 200℃に熱したオーブンの上段で10分くらい焼きパルメザンチーズに焦げ目がついたら取り出し、きざんでおいたイタリアンパセリを散らす。

    8月下旬、翻訳者との仕事の打ち合わせで上京した折り、バモス会員の岡部さんが経営される、千葉県鴨川のレストラン「アランブラ」まで足を伸ばしてみました。レストランは田園地帯に囲まれたのどかな場所にありました。
     テラスからみえる景色はスペイン料理をさらにもり立ててくれます。徹底してスペインにこだわり、紙ナプキンは、自分がデザインしたものをスペインの工場で作らせたものです。もちろんワインはスペインから直送。魚は地元で捕れる新鮮なものを使用。野菜は自宅の菜園で有機農法で作られたもの。

     注文した料理は、ハモン、ガリシア風タコ(チリパウダー)、ガスパチョ、ミックスパエリャ、自家製アイスクリーム、エビスビール、ワイン。繊細なスペイン料理でした。スペインでは、美味しいレストランには出会うのはなかなか難しい。
     店の内装も凝っていました。カウンター下の壁にはスペインタイルが張り付けられ、全体の壁は杉板壁。宮崎でも完璧なるスペインBARを開こうかなと思いました。スペインのタパ(つまみ)には、焼酎に合うものが多いらしい。
     皆さんも上京した際は是非お立ち寄りください。東京駅から外房線で特急「わかしお」号にて2時間。鴨川駅下車。駅から車で5分。こんなところに家があるのかといったところにレストランあり。

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