Vamos

Febrero 1993
Vol. 1
  1. 会長メッセージ
  2. VAMOS、産声を上げる
  3. 役員の紹介
  4. 役員会のお知らせ
  5. 事務局/会計よりお知らせとお願い
  6. 広報よりお願い
  7. スペイン語初級会話講座開講のお知らせ
  8. 投稿 「異文化の中へ」 野邉宏久

1993年2月発行
発行責任者:萱嶋太郎
編 集:姫野幸司
広 報:田島グロリア・佐々木亨
発行所:宮崎イベロアメリカ国際交流協

会長メッセージ
 日本とスペイン語圏との交流の場を作ることは、年来のひそかな念願でした。それが、世界ベテランズ陸上競技大会のボランティア活動での友人関係を通じて実現することになったのは、本当に喜びに堪えません。

 スペイン語の中には、今は忘れそうになっている、人間らしい人間の響きがあります。スペイン語は、また、神の言葉に最も近い言葉とも言われています。そこには、愛と思いやり、そして、諧謔と余裕があります。また、母音で終わる単語の多いことも、日本語と同じで、優雅に満ちています。
 物質・機械文明に毒された人々の心に安らぎと希望をもたらす世界が、スペイン語を話すグループによってもたらされるものと信じています。

 このグループを作るためにイニシアティブをとった姫野幸司さん、また進んで会に参加し、守り立てて下さっている多くの方々に心から感謝しています。そして、宮崎が、日本とスペイン語圏の交流を強める核になるものと信じています。
 皆で、スペイン語をさらに学び、話し、スペイン語の世界で楽しむために、いろいろ工夫し、実行することを始めようではありませんか。   

会長 萱嶋太郎
 
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VAMOS、産声を上げる
 昨年の12月12日(日)、高鍋町北平原にある山小屋風の公民館で第1回総会を兼ねた忘年会が開かれ、活動方針、年間活動計画、規約ならびに各役員が承認されました。
 各人持ち寄りのパーティでは、「バモス」の顧問を快く引受て下さった山下モンセラットさん(スペインのバルセロナ出身)が、臨時料理教室を開き、スペイン風オムレツとバルセロナ風朝食パン(フランスパンにオリーブ油を塗ってトマトをすりつぶす)を披露して下さりました。
 また、宮崎市の語学指導助手のアダム.ホプキンさん(ニュージランド出身、1年間チリでボランティア活動を経験する)も出席され、久々のスペイン語に感激されていたようです。来年からの本格的な活動に心弾ませ、ラテンムードのうちに閉会しました。
 会の途中から朝日新聞の荻野記者が取材に訪れ、宮崎版に大きく掲載されました。嬉しいことに取材にこられた荻野さんも、学生時代のアマゾン川の川下り、バルセロナでの長期滞在を経験し、予てからスペイン語に興味を持っており、その場で即入会されました。
 
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役員の紹介
会 長: 萱嶋 太郎
副会長: 田口 道雄
長友輝世美
理 事: 竹下 誠一
古川 哲也
顧 問: 山下モンセラット
ロバート・ヘンダーソン
広 報: 田島グロリア
佐々木 亨
監 事: 野邉 宏久
柏木 和光
事務局長: 姫野 幸司
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役員会のお知らせ
1月22日(土)に第1回役員会を開きました。
以下のことについて話し合いを行い、決定しましたのでお知らせいたします。
【出席者】 会 長: 萱嶋 太郎
副会長: 田口 道雄
広 報: 佐々木 亨
理 事: 竹下 誠一
事務局長: 姫野 幸司

  • 1月12日に開催された県国際交流会主催の各団体代表者による連絡会議の報告

  • VAMOS主催の今後の活動について
    1. 役員会を2カ月に1回開く(次回の役員会は3月に予定)
    2. 会報を2カ月に1度発行する
      1. 連絡事項
      2. 会員全員のプロフィールを掲載
    3. スペイン語勉強会の開催について
      1. 講師 竹下誠一(さん理事)*本人快諾
      2. 回数 月1回(開講日程は未定)
      3. 場所 姫野宅2階事務所
      4. 内容 初心を対象とした実践スペイン語会話
      5. 予定テキスト NHKラジオスペイン語講座テキスト
      6. 受講料 無料(テキスト代は本人負担)
    4. レクレーションの開催
      1. 3月に花見
        場 所:高岡の天ケ城
        責任者:田口道雄(副会長)
    5. 会費納入
      1. 銀行口座に振り込むか直接手渡す
      2. 寄付以外は領収書を発行しない。会報に氏名を掲載することで会費納入を確認
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事務局/会計よりお知らせとお願い
  • 年間会費2,000円について
    会費は、以下の銀行口座に振り込んで下さい。事務局宛に直接郵送しても結構です。

    宮崎銀行大塚台支店
    口座番号 1275597
    名 義  宮崎イベロアメリカ国際交流協会 代表 姫野幸司

    * 会費は、主として連絡通信費、会報発行代に使用されます。

  • 会費を納入された方は領収書を発行いたしません。名前の掲載により領収とします。

    会費納入会員(敬称略)2月現在
    竹下誠一、竹下亜星、野邉宏久、山下モンセラット、長友輝世美

  • 理事の古川哲也さんが、バモスの運営費として金1万円を寄付されました。
    誌面を借り、厚くお礼を申し上げます。有難うございました。
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広報よりお願い
  • 原稿を募集しています!!
    スペイン語との出会い、スペイン語圏での生活体験、旅行記等ありましたらお願 いいたします。また、耳寄りな情報を待っています。原稿についてはスペイン語文もつけてもらうと非常に助かります。
    連絡先は事務局へ。

  • 会報のスペイン語訳のお手伝いをお願いします!!
    会報をネイティブスピーカーにも読んでもらうために、また将来的には海外でも 読んでもらうために、日本文をスペイン語に翻訳しています。お手伝いできる方 がいらっしゃいましたら、御連絡下さい。スペイン文は広報の田島グロリアさん がネイティブチェックしますので、スペイン語の勉強になりますよ(^<^)。

  • 次号より会員のプロフィールを全員順次掲載していきたいと思います。
    以下の形式で日本文とスペイン文でお願いします。
    名前、住所(どのあたりか簡単な地図)、スペイン語との関わり合い、スペイン語圏での生活ないし旅行経験、仕事、その他自己アピール

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スペイン語初級会話講座開講のお知らせ
  • 4月よりスペイン語初級実践会話講座を開きます!

    3月31日
    講 師: 竹下誠一さん
    * 30年間アルゼンチンに在住。
    ブエノスアイレスで現地の学校教育を受ける。
    現在日本語を修得中。
    場 所: 事務局(姫野宅)2階事務所
    日 程:毎月第二金曜日 7時30分〜9時まで
    試験的に月1回だが、要望があれば、回数を増やす。
    教 材: NHKラジオスペイン語講座テキスト
    受講費: 無料
    定 員: 6名
    申込期限:
    申込先: バモス事務局 〒880-21宮崎市浮田197-2
    TEL 0985-48-2568 / FAX 0985-47-4639

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    投 稿

    「異文化の中へ」

    野邉 宏久
     1989年3月、雪の成田空港から、今となっては懐かしいアンカレッジ空港経由でマドリーに向け飛び立った。
     妻と小3になる長男、そして幼稚園年長になる2男の合計4人。皆初めて手にするパスポートであった。

     私が、3年間スペイン・マドリーの日本人学校に勤務することが分かったのが1月。茨城県・筑波で実施された海外生活のための研修会には、世界中に向け延べ300人を数えた。この1週間の研修で、どうにかなりそうだと思ったのが昨日のように思い出される。
     私と同期の派遣教員は、北海道から学校長、東京から体育の専任教師、愛知県からの社会の専任教師、埼玉県から小学校の教師、それに私を含めた5人であった。
     海外で生活するにあたり、健康・治安・言語等不安だらけだったが、出発前にたどり着いた考えは、彼の地で生活している日本人は大勢いるのだから、なんとなるさ、であった。

      航空便での荷物が段ボール箱15個、それに手持ち荷物が6個、これらがわが家の全てであった。(帰国時には船便で3立米になった)
     朝6時頃にバラハス空港につき、7時に通関。外が真っ暗で8時頃になってようやく明るくなってきたのにまず驚く。そして、先任の派遣教員の案内で、カスティジャナ通りからグラン・ビア、そしてN6(コルニア街道)沿いの COLEGIO JAPONES DE MADRIDに案内されるまでの驚きは、今でも鮮明によみがえる。
     石で積み上げられた美しく重厚な建物、その中に点在する近代的なビル群、100Km/h以上で走り抜けている車、それもサイドミラーが左側だけ。そして何より、通りを歩いている人々が、すべて日本人でない人たちばかりという当たり前のことが強烈に印象に残っている。セマナサンタですいている道を約30分でかけつけていたCJM、元貴族の館を改築したとかで立派な建物で、日本人学校では珍しく、サッカーコートが十分に取れるくらいの広いグランドもあった。小・中併設の学校は約120名、ひとクラスが5〜20名の、家庭的な雰囲気にあふれており、教育に専念できた。

      生活を始めるにあたって、まず言葉。買物のための名詞から始まり、次に動詞、変化が多く一苦労。2男は幼稚園にいれようと思ったが、誕生日の関係で9月に小学校に入学、それが、半年もしないうちに見事にスペイン人になりきり、時には通訳をするまでになった。彼のクラスの仲間たちと、その家族を通して、スペインとの距離がうんと近づいたように思う。
     言葉・文化・歴史・社会的慣習・価値観などがまったく違う異文化の中で、自分たちがガイジンとして生活していたこと自体、貴重な体験をさせていただいたと痛感する。

     3男が誕生し、さらに長女を授かった彼の地を、私たち家族全員が3年間過ごした思い出多きマドリーを、いつの日か家族みんなで訪ねてみたいものである。


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