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Time To Time 1996-1998 : 36-20
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ベネツィア


そこは半島のはずれで
雨雲を溶かしたような
灰緑色の潟に浮いた町
夜のうちに港を越えて
海水は広場に押し寄せ
周りの家々は水の中に在る
それでも人々は黒いコート姿で
朝のミサに間に合うように
広場に渡した木道の上を
瀟洒なドームを抱く
サンマルコ寺院へ入って行くのだ

ベネツィア

私のもうひとつの心が
仮面を付けたまま
横道に見えつ隠れつ
おどけたように私を誘う
ビーズのような雨の中
私はミサを諦めて
タガの外れたもうひとつの心が
消えた扉を開ける

Time To Time 1996-1998

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