HUSKY Quick set

HUSKY Quick set 1983年、アシスタント生活をしている時に買ったのが、このハスキーの4段。
 2回ぐらいOHしたけど、今もなお現役なので20年以上愛用していることになる。

 ここ数年、三脚購入のアドバイスを受け、絶対ハスキーの4段!と言うのだが、3段と4段のちょっとした値段が超えられず、また、その1段の差が分からりずらいのか、3段を買ってしまうのが多い。
 もっとも私が買ったこの時には、3段が一般的だったが、あるカメラマンのアシスタントをした時、階段上に目一杯脚を伸ばして撮っているのを見て、絶対4段が必要だと思った。
 その後、5段というのが発売されたが、第一パイプの太さを大きくしないとどうなんだろうか?と思った。今だ現物を見たことがない。

 シンプルな作りの質実剛健さはアメリカ製ならではだ。
 三脚の良さではジッツォのライバルとされるところだが、雲台の使い勝手においてはジッツォのよりも良いと思う。
 数年使っていると脚の開きがぶらぶらしてしまうのが難だが、これはOHで直すしかない。もっとも買い替えるというふうにならないのがハスキー等、舶来三脚の素晴らしいところだ。

 ジナーfもこれで使っていたのだが、目一杯脚を伸ばしての4×5ではかなり不安があり、これように後日ジッツォを買ったが、それ以外の仕事では今でもこれ1本。

 三脚の使い方を文字や図解で説明してもほんの数ページも要らないと思うけど、細かい使い方などきちっとしたことを捉えてゆくと数十ページにもなるくらい、三脚は奥が深いのだ!と最近になってやっとやっと思うようになった。

 昔のストラップは赤でそれの付くクランクは白だったが、今のはいずれも黒色。おまけにストラップの長さが調節できるようになっている。
 修理は京都にあるトヨ商事が行っているが、4×5のトヨビューと関連があるみたいだ。