Leica M6

Leica M6 こんなカメラ、二度と使うもんか!と大見え切ったのに、舌の根が乾いてしまってからもやはり忘れられず、つい買ってしまった。それもヤフオクでだ。
 因に、Mシリーズのレンズ全てヤフオクからで、最初はちと恥ずかしい気がしたけど、ここまでオールヤフオクになると開き直れるものだ。

 コンパクトカメラにモノクロを詰めてパコパコ撮るのは結構みんなやっていて、私もμ-II 2台、ヘキサー、GR-1などを使ってきたけど、写真展などで大四つ切以上に伸ばすと、一眼レフで撮ったのとは大きな開きがいずれにもあった。
 どうせ撮ってどうせ伸ばすのならちゃんとしたレンズ&コンパクトで、という大義名分を立ててM6復活と相成った。
 12年振りの再会だけど、相変わらず最短距離は70cmだ。
 あまりそんなのにはこだわらず、スペインやあっちこっちに連れて行ってやって1年ぐらい過ぎたら、あんなに苦手だったレンジファインダーのピント合わせが少しできるようになった。結局慣れか?!

Leica M6 ライカについては、その道のオーソリティが沢山のサイトにて紹介しているので、ここでは割愛するが、大まかに言ってM6は2タイプあって、現行のはTTLが付いていたりファインダー倍率が選べ、私のは初代ので何もない。もっともこの初代の中にもバージョンが2つあり、前期のは軍艦部にmade in Germanyとかいうのがドイツ語で刻印されていて、後期である私のは無刻印。
 好みから言えば、スタイルはどのライカよりも、この初代のが大好きだが、刻印についてはあまり興味がない。
 MPがちょっと、おおお!と思ったが、黒でも銀でもあの塗装が好みではなく、巻き戻しクランクがなく、単にネジを回すというのが、せっかちなA型からすれば実用的とは思えないので、万が一にもライカ熱に拍車がかかりもう一台となっても、それはM6だと思う。