Linhof Technika 5×7

Linhof Technika 5×7 先輩カメラマンから使わなくなったからと譲ってもらったのが、このテヒニカの5×7。フォルダ20枚、4×5アダプターも付いていてラッキーだった。

 5×7のフィルムの大きさは、大キャビネサイズ(2Lぐらい)。今はもう一般的なサイズではなく、国内ではリバーサルぐらいしか売っていないと思うが、アメリカの通販経由ならまたいろいろ入手可能。
 仕事ではこれに4×5フォルダーを付けて使っている。
 4×5に付ける6×9フォルダーというのも持っているが、それにこれを付けると、親亀の背中に子亀を乗せて、子亀の背中に・・・状態となる。
 ま、ちょっとあおりたい集合写真には良いし、フジのGX680 IIIよりは扱いやすいと思うが。

Linhof Technika 5×7 モノクロもやろうかと悪魔の囁きがあったけど、大キャビネの密着じゃ8×10の方が良かったりするし、伸ばすとしたらトンでもない大きさの引き伸ばし機を買わねばならず、一瞬でその囁きは終わった。
 ただネガカラーで作品をという思いは少し残っている。

 4×5のテヒニカに比べ当然一回り大きいのだが、その分、それぞれのレバーが細かくなく操作しやすいし、蛇腹も大きいのでより自在にあおれるのが良い。
 ただ、蛇腹が大きいが為、広角系でよりあおる場合は「へこみボード」が必要だ。もっともこれで広角付けることはないので、取り敢えず120mmだけ付けている。