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詩人 草野早苗氏と出会ったのは今から21年前。
女性の詩は、ガムシロップをそのまま飲み込んだようなドロドロした甘ったるい言葉を並べただけの恋愛叙情詩が多いのであまり好きではなかった。が、彼女の詩にはそんなガムシロップは一切なく、客観的なもう一人の彼女が存在していた。まさに自分が写真に求めていたようなもので「是非、何か一緒にやろう」と、彼女の思う私の写真への印象などを無視して言い放った。
ティーンエイジャーは生まれていなかったし、若者は幼稚園児か小学生、私のようなオヤジだってピチピチのナウいヤングマンだった1985年夏のことである。
ある手段でもって日記のように日々の日常を綴って行くのが「日録」。
最初は詩と写真を組み合わせて3年分の自分たちを現わそうという「試み」であったが、続けることによって知らずに「試み」が具象化され二人のスタンダードとなった。
当初から「詩と写真を組み合わせる意味があるのか」「写真と詩が合ってない」「何を言いたいのか良く分からない」などの絶賛や称賛を得ていたおかげで、7冊21年の長い経験と実績から、最近では胸を張って「コラボですから」と開き直って言い切れるまでに成長した。
「コラボやろう」「合同写真集を出版しよう」という企画案を、特に写真仲間が集まった酒場で良く聞く。
そこから実現するのがセンミツ(千に三つ)、シリーズ化するのはまたそこからセンミツかもしれない。
冷静になって考えてみれば金もかかるし最初からやらない方がマシとも言え、意義
なども考えたら「どうせ」に行き着いてしまうかもしれない。
しかし継続することによって「どうせ」が「やはり」であった、と検証してゆくのもありではないかと思っている。
3年前のみなさん、お久しぶり、そしてまた3年後に、というのが「Time To Time」。
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