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36-31
 ハロー

夜のかなたのベルの音は
海の底からの通信音で
両手をクロールしながら
蒼ざめた受話器に手を伸ばす

“ハロー、
いつも馬鹿だね
ありがとう“

海の中では
頭の中だけ喋っていて
相手の言葉は聞こえない

それでも
愛の言葉だけ聴きとって
相手がさようならした後も
じっと床に座って
受話器を握りしめて
波の音を聴いている

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36 - 31

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