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曇天台北/Taipei nublado

1999.9.30-10.6 オリンパスギャラリー

 幾度となく訪れた台湾だけど、たいていが曇天または薄曇りだったのは、亜熱帯地域だからか、猛暑の夏を避けて行っていたからだろうか。
 その曇天に負けないくらいみんな明るくたくましい、などとは言わないが、エネルギッシュな土壌に満ちあふれているのは確かである。
 言語、風習、風景はもちろん異なるけれど、近隣のアジア諸国、韓国、中国(行ったことないけど)、香港などと比べてみると、何処となく異国の地でありながらも、日本に想いを馳せさせるような空気が漂っているのは、行く度に不思議に感じることだった。
 覆われるような曇天下での台湾を撮ってみれば、日本にいるような安堵感と異国らしい臭気とが入り交じった叙情的喧噪が写っていた(と願っている)。無秩序が秩序の中にあるのが日本なら、それは無秩序の中にある秩序かもしれず、台湾固有の臭いとも言えるかもしれない。

 台湾にていろいろガイドしてくれたり通訳してくれた現地駐在の半藤継彦氏にはお礼を述べたい、と思っていたら、この個展と時期を同じくして台湾中部での大地震がありました。
 不幸にもたくさんの人々が亡くなり救援活動もままならない状態が続いており、亡くなられた方々への御冥福を祈りつつ、一早い復興を願っています。

撮影地:
台北・士林・淡水・瑞芳・烏来・九份
基隆・野柳・八堵・鹿港・宜蘭・花蓮

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