【第3章 P118-119「動物園」「身辺」】

  1. 第3章 P118-119「動物園」「身辺」

    いよいよオーラス。
    駄文のオンパレード、よくぞここまで飽きもせずに読んでくれたこと、類い稀な強靭な忍耐力を持ち合わせていることへ大感謝

  2. P118

    左中央の各動物の部分を切り取ったもの。
    本文にも記したけど、見れば「ふーん」ぐらいと思うけど、それはこれなら私だって撮れるよ、という意味だけど、実際撮れるか?というと、なかなか難しい。
    もちろんそれっぽいのは撮れるけど、自分なりのクローズアップした物に対して自分がどうフレーミングするか、というところでかなり迷うからだ。
    頭、目、しっぽなどの全体が見えていればそれなりの撮れるけど、そんなポイントのない平坦な被写体や主題を自分なりに「何か」を見いだしてフレーミングする難しさ(後日、たのしさに変化)を体験できる。是非試してちょ。

  3. P118 右下のペンギン

    全体を取り入れてしまうとどこから見てもこの絵柄だと「ペンギン」でしかないが、足元をカットすると擬人的に見えてくる面白さがある。
    最初はかなり肩に力が入っての意識的になるけど、続けていればこんなの無意識の感覚フレーミングになる。

  4. P118 左下の鳥小屋

    いろいろな応用として、ネットの隙間からレンズを入れて、というのができるようになればOK。

  5. P119

    上2枚。
    説明文を読めば、なるほど、と思うかもしれないけど、このような撮り方をしてしまうのは、意外と中級者でも多い。
    特に紅葉やネーチャー系。←特にこういうジャンルのような自然な綺麗な物においては、引いて引いて引きまくる「写真は引き算の2乗」ぐらいのフレーミングしないとまず成立しないだろう。
    綺麗な写真に写っていたというのだけが自己満足風になり、イコール良い写真であると、勘違いしてしまうところもゼロではない。

    右下の猫の写真。
    スペースの関係からかような「露出補正をしよう」となってしまったが、これはケースバイケース。
    実際はこれを撮った瞬間猫はどこかへ行ってしまった。
    つまり撮る前に露出補正云々をしていたら、この写真は撮れなかったことになる。

 売れスジを考えたら、それぞれの機能の特化したサンプル写真と一緒に説明してゆくのが良いだろうと思ったりもした。
 例えば「フェースマーク機能」だったら、それに即した集合写真とかetc。
 読む方だって、その方がすっきりしていて分りやすいと感じるだろう。

 しかしその「すっきり」とか「分りやすい」とかは何なんだろうか?
 文字を追って読んで分ったいうことなのだろうか。潜在的に写真を趣味としてやっている人は無意識にも気づいているだろう「実践しないと覚えない」ことを。
 でもそれには多少の「努力」という能動的な行為が求められる。
 面倒臭い、細い、煩雑、そんなのを飛ばして楽に覚えたい、という人が多いとしたら、永遠のベストセラー「速効、○×式ダイエット法」と同じではないか。
 そういう人達のココロをちょっとくすぐるような記事と写真を載せてゆくのが売上倍増間違いなし。←頭では分っていてもそうならなかったのは、この記事を記す際において、著者達はプロカメラマン、テクニカルライター等にはなりきれず、妙にピュアーな写真家意識になってしまったのが根底にあったからかもしれない。

 妙にピュアになりすぎたとしてもだ、「初めてのデジタルカメラ」でもカメラはカメラ、写真の基礎は変らないのだよ、というのが今回この本に接して痛感したこと。

 写真もフィルムからデジタルになったが為に覚えなくてはならない項目や知識が求められるも、その知識だけが肥大化しすぎ(頭で覚えるだけなら簡単だからね)、それだけを聞けば映像学部の教授かテクニカルライターのようなオーソリティックな知識武装をしているのが多く見受けられるが、その写真は反比例的していたというのもままとしてある。
 要は撮影という行為はアカデミックに則するも、それはシャッターを押す直前までで、フレーミングしてどうのこうのは知識不要の音楽や美術みたいな感性が求められるのが写真である、というのを「体で覚えられた人」が会得してゆくものだと感じた。

 4人の著者の中で取り敢えずデジタルに接しているのは私と関さんで、佐藤、多田先生は基本的には接していない。
 接していないのにデジタルなんて教えられるのか?という疑問もごもっともだけど、デジタルの前に基礎自体を覚えるのが「写真」。
 この順番を掛け違えると、単なる勘違いな自称上級者になってしまう。

 いずれにしろ、4人の著者、どれも単に知識としてのテクニカル説明になっていないのが、少なくともこの本の良さであり独創性だと思った。
 あちらこちら類似の本をチェックしたけど、こういうのは殆どなかった。個性はあると思うけど、だからと言って売れるかどうかは別な次元。
 でも、文章と写真を一緒に添付した当人(私)としては、写真入門向け書籍として恥ずかしくないモノだと信じ込む他はない。
 こんな唯我独尊的な本を上梓してくれた日本文芸社、是非はともかくも勇気のある出版社だと思う。感謝〜。