- P59
トビラのP59左下のパノラマ写真。
昨今の感覚で言えば、Photoshopで繋ぎ目をわからないようにレタッチして・・・、と安易に考えてしまう。
こうやってあからさまに繋ぎ目を見せることにより、また別な印象を受け、逆にこの「アナログの痕」が実に利いている。写真って不思議で。
- P58〜59
最初パッと見て、これがなんだか分らなかった。文章を見てなるほど〜。
ここにはとても貴重な写真へのヒントが隠されているた。特に中島ゼミの方々は以下を熟読して欲しい。
普通の入門カメラ実用書なら、たいていペラペラ見て終わりになるのは分るけど、少なくともこの本は、自分が学んでいるところの主宰が記しているだけではなく、その当人も参加している本なので、内容関係なく文章と写真を隅々まで読み込んでいるかどうかだ。
読めば一つに主題を360度の角度から撮って、光の当たり具合でもこんなにも違うのだよ、という説明になっていて。そこだけを理解してページをめくって終わった?
それではこの8枚の写真、本当はどの順番に撮って行ったのか?と考えたりはしなかっただろうか。
P59左上とP59右下は似ていて背景からすると、P59左上を撮って右に動いて撮ったのがP59右下だ。
P59右上の写真から右に行くとP59左下のになり、そこからまた右へ移動したのがP58上のだ。
その次がP58下ので、そしてまた右へ移動したのがP59左中央だ。
それではP59右下の次はどの写真だろうか?
そして何故順番に並べなかったのだろうか、という佐藤先生の真意を探る疑問を持とう?
などの写真遊びが少しでもあればとても良い。
これが「写真を視る」行為の入り口だ。何も難しいことではない、与えられた情報を単に想像しながら見つけて行こうという楽しさだ。その意識さえもなくて、その先に潜む写真の意図なんて分る訳がないとね。
- P60〜65
私には分らないので割愛〜。
P63は全く佐藤先生らしくないと私には感じる。おそらく本のタイトルを意識して、多少デジタルっぽいものも、と思うのだけど、実際は分らない。
- P66〜67
これは面白い。中島ゼミにも通じるようなスナップが並んでいるけど、P66上、P67右上の2点が他のに比べてややトーンや階調が違っている。この2つはポジだったのでは?と勝手に想像。
この「勝手に想像」というのが実に楽しい。実際は分らないけど。
- P69
これはじっくり見てしまった。
おそらく佐藤ゼミの人達と撮影に出かけた時のワンシーンなんだけど、写っている4人の服装がやたら綺麗過ぎる。なんで?
こういう撮影は、あちらこちら撮影していてちょっと小休止にスナップ、という感じなのだけど、靴もズボンの裾が汚れていない。
また、撮影なのにカバンが小さく男性はカバンを持っていない。
とするのなら、撮影の為に邪魔なカバンを避けたのか?そうは見えないなぁ。
何処の場所だか全く分らないけど、女性が帽子を持っているので、陽射しの強そうな海辺あたりの岩場へ、そしてこの場所までダイレクトに車移動したのかな?なんてどうでも良い想像が湧き上がる。
中央の白いカーデガンを来た女性は訳の分らない軍手をしているので、岩場の多い場所、そして彼女はこういう場所に初めて来たのではない、と推測される?
でも女性陣がカメラを持っていないのが不思議だ。コンデジ?で、それをバックに入れている?うーん、写真の塾生のスナップ行だから常に手にカメラを持ち、カバンに収納するのはあまり考えられない。
もしかしたら、これは海外なのか?
実際は分らない。答を聞いたら、なーんだ、なんてことにもなりそうだけど、いろいろ写っている写真の情報から自分なりに想像してゆく楽しさ。これは是非習慣づけて欲しいと思う。
- P70
他ページの面付けに引っ張られてしまったのだろうか。2点のカラー写真は、いかにもデジタルという風に印刷されてしまった。中間色豊かなデジタルのメリットと、それぞれの色に深味と階調の切れ具合のないデジタルのデメリットが共存してしまった。
やや色が浅く少しGに傾いた写真印刷の中島ゼミ章とは違った運の悪かったページかもしれない。
- P72〜73
僭越にも一つ恩師にチェックを入れるのならこのページだ。
取り揃えた写真が十分でなかったのなら、予算もあるだろうけど改めて撮影して欲しかった、と思ったのが唯一このコーナー。
場所としては、お台場、永代橋(かな?)、横浜と問題ないけど、全体的に蛍光灯が多く緑で占められてしまった。
夜景に限らず「日没の人工光」なら、歌舞伎町、銀座などのネオンによるカットなどもあった方がより効果的だっと思う。意外と夜景撮影って難しいのでより強くそれを感じた次第。