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■ 読み上げリーダーがhtmlを読んでくれれば、視覚障害者もOKという物理的な観点から。前述の「バリアフリーWebデザインガイド」からの抜粋要約。
  1. Javascript
    リーダーによって全く対応していないのもあれば、部分的に対応しているのもある。部分的というのは、クリックすると新しい画面などが開くなど、<no script> が記述できる場合など。でも、新しい画面が出ても、その両方をリーダーは読み上げてくれない。
    対応していない場合、エラーとかは出ないけど、単に無視されて読み上げないで次のタグへ、または、その個所で立ち往生して次には行けない。
     
  2. Javaアプレット、Shockwave、Flash等、基本的には対応していない。
     
  3. フレーム
    親htmlの <noframes> に表示されるリンク先URLパス等を記述。
    たいていは「このページを見るのにはフレームの表示ができるブラウザが必要です」とだけ記されている。
     
  4. テーブル
    <tr><td>〜</td></tr> の順に読まれるので、colspanやrowspan使用は厳しい。まして、テーブルの入れ子の入れ子とかになると、どう読まれるのかさえも想像し難い。仮にちゃんと読まれたとしても、聞いて分かるのだろうか。
     
  5. cgiでの掲示板
    htmlとして表示されるので、html記述が適切ならOK。
     
  6. 文字間隔
    見た目のバランスとして短い単語にスペースを入れたりするけど、その場合は1漢字ごとに読まれる。
    例:「氏 名」「住 所」→ 「うじ な」、「じゅう ところ」とか。
     
  7. アルファベット
    全て大文字だと単語ごとに読まれる。NEXT → エヌ・イー・エックス・ティー。 最初だけ大文字や全て小文字は通常の英単語として読まれる。


 これなら大丈夫じゃん!と思えた人はとても羨ましい限りで、私なんぞは、健康診断じゃないけど、1、4と6で引っかかってしまった。
 アクセシビリティになっているかどうかのチェックもあったりで、

 http://www-6.ibm.com/jp/press/2004/07142.html

 天下のIBMなので、Macintosh未対応。
 また、PC-Talkerという読み上げリーダーのメーカーサイト高知システムから、期間限定のお試し版で実際に聞いてみるのも一考だが、これもWindowsのみ。
 もっともVPC7を持っているので、可能と言えば可能だが、Windowsの操作を殆どマスターしていない煩雑さもあり、そこまでして徹底するか?という諦め大義名分にて、これでは試していない。愛人や恋人に盲目の美女がいたりすれば、確実にWindowsPCまでも買ってやり抜くだろう。

 私の場合は棲み分けてしまったのだが、当然、視覚障害者対象の専用サイトとして捉えられる。
 そうなってくると、視覚障害者が見るのを前提としたページをと思うようになる。不純な動機が真摯な取り組み方になってきたではないか。まさに万事塞翁が豚だ。
 でも、そうなるといろいろ新たな疑問や困惑が発生してくる。諸先輩方々からのアドバイスを含め、以下その困惑の考察。

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