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ロベルト、19才/Roberto 19años
1995.5.1 - 2015.2.7
ロベルト、19才  保って1週間ぐらいかなと思えるぐらい衰弱しきったロベルトは、今日の午後13時ぐらいに逝ってしまった。
 最後は咳をして四肢が伸び切ったと看取った娘が言っていた。が、本当に死んだのかどうかが分からない。足を持ち上げたりして腹を見たりするが、動いてはいないが動かないぐらいの心臓の鼓動になっているのかもしれない。
ロベルト、19才 あいにく土曜日なのでいつもの犬猫病院は16時からだ。取り敢えずそのままにした2時間後、確かに体は冷たくなりつつあり死後硬直が始まっていて木製の人形のようになっていたので医者には行かず、2年前のルルデの時と同じくペット専用斎場に娘と一緒に行った。

 老衰で死ぬ時の猫は早い。犬とかもそうなのかな。歩けなくなると2〜3日だ。
トロットのカレンダー 水はかろうじて飲むが食べ物が食べられなくなる。よって最後の2〜3日はウンチはないが小便がちょこっと垂れ流す。生きている時は、臭いなぁ、と思うも、死ぬと斎場へ運ぶ時にその臭いが服に着く(今回は娘のコートだけど)、家に戻ればほんのり排尿の臭いがするそれらが生前の遺物となり、生きていた時のぬくもりを思い起こさせる。

 何もやる気が起らないので、ロベルトのカレンダーを作ることにした。
 例のtolotのだ。タイミングが良いのか悪いのか、4月から始まるのもあった。
 年末年始にルルデのと友だちに作ったのと2回注文したけど、まさか3回目があるとは思わなんだ。

 以前、高田馬場のギャラリー「26日の月」でやった写真展「ロベルル」のをスキャンした。

葬式用の写真 写真展のだから、それなりに良い写真であると自画自賛する。が、作品としては良いのだけど、親バカ的に見ると、もうちっと適当でいい加減なフレーミングの写真、つまりカミさんが撮った写真の方がより思い出深いのではないかとも思った。つまり写真の良さって、その写真自体もさることながら読み手の主観にも拠るところがある。
ロベルト、19才 その葬儀屋から「写真を1枚持ってきてください」と言われ、「ロベルル」のをチェックするもあまりピンと来ない、結局カミさんのiPhoneで撮った昔のデブチン・ロベルトの写真にした。
 葬儀屋さんが「ずいぶんと太っていたのですねぇ・・」
 「以前は8キロもあったけどダイエットさせましたデス」
 「ですよねぇ、8キロもあったら20歳近くまで生きられないですよ〜」
ロベ&ルルの位牌 医療の発達した人間は別として、動物においては肥満はダメなようである。とは言え、もともとスリムだったルルデは17歳だったから個体差もあるのかもしれない。

 ルルデの時と同様に、葬儀屋で焼いた骨を持ち帰り線香をあげる。
 3ヶ月後に葬儀屋に戻し、他のペット達と一緒に大きな壺へ入れて戻した。
 タバコぐらいの大きさの位牌が売っていたので1つ買ってきて、ロベルトとルルデ、仲良く名前を並記した。
 本来、位牌というのは儒教からに拠るもので仏教とは関係のないものと聞いたけど、細かいことは気にせず、小さな墓の代わりとして、たまに線香をあげている。

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