9月の大正大学

大正大学

 前回行ったのは7月上旬で、体温より高い猛暑の前の正しい夏の日だった記憶があり、今回は正しい初秋。門をくぐってすぐの木に必ずある立て看「科目最終試験会場」を見ると、「お、来たな」と思う。と言おうか、この立て看のないキャンパス光景を見たことがない。
 正面にも立て看があるのだけど、その横にも立て看があって「佐渡市職員採用試験会場」とあり、え、佐渡市って新潟だよね、こんな遠い東京でやっても就活の4年生とかが来るのか?と思いきや何十人もいて、みんな新潟県の出身なのかもしれない。

 試験は、朝鮮関連2科目めの「朝鮮史」。
 仕方がないのだけど、2つとも広く浅く、事柄の流れをただ追うだけで広くて広くてわけわからない状態。朝鮮民族の始祖とされる伝説の檀君から1988年のソウル五輪ぐらいまでなので、ざっと2000年。これを1冊で1科目なので頭がウニ状態。
 高句麗・百済・新羅の三国時代から新羅統一あたりは、日本の国取り物語のような雰囲気があり、突っ込んで学ぶと面白いかな、と思うが、無理やり短期間で詰め込んだので、朝鮮史は飽きたてしまった。
 カミさんが良く見ている韓国ドラマがちょうど李氏朝鮮時代なので、このネタで会話ができるようになったのはちょっと良かったかな。それと竹島が国際法上、日本の領土であったこと。
 
 娘が中学の時のお友達とどっかへ行ってしまった日曜日だけど、聞いたらそのお友達は大正大学生とのこと、思わず「とーちゃん、今日大正大学へ行くから、宜しく行っておいてね」と意味のないことを言ってしまった。「通えば都」で、近郊で大正大学と聞くとピクピクッ~、と親近感を覚えたりもする。

ねこカフェ

 娘がねこカフェにちょっとハマっている。
 馬場駅の近くにあるみたいなのだけど、靴をぬいで入り、それぞれ名前のある何匹かの猫をご指名して、ソファとかに座ってヒザの上とかに乗っけたりして、そのままじっとしてなごみ燃える、じゃなかった萌え浸るそうだ。システムだけを見るとどっかの風俗店のようだけど。

 否定する気持ちは毛頭ないのだが、私には理解不能の異次元ワールドだ。
 そもそも我が家にも猫はいるぞ。パコカフェだ。さわり放題だし、なで放題だし、噛まれ放題だし、ひっかかれ放題でもあるのだ。
 客層を聞くと、想像も予想も当たらず、男女若いのからおやじやおばちゃんまでさまざまだそうで夫婦で来ているのもあるようだ。今日はお友達と二人で行って、ヒザに猫を乗せながら和やかにお話をして、ってその光景自体が想像できない。
 猫を飼いたいけど飼えない事情の人が行くものと思いきや、飼っている人も行くそうで、何がなんだかもぉ~?

 1時間800円と高目風だけど、猫の飼育管理等を考えたら決して高くはないのだが、時間400円ぐらいの漫喫って安いのだなぁ、としみじみ思った。
 500円で1ポイントで、5ポイントになると、猫に餌をやることができるようた。5ポイント溜まった娘は次回行くのが楽しみだそうだ、って、たまにはうちのパコにも餌をやってくれよ、と願ったりもした。

みすず飴

みすず飴

 先週末に行った長野の上田だけど、駅を降りてちょっと歩いたところに、見覚えのある名前のお店があって、あれ、こんなところにあったんだ、というのが、みすず飴。
 何年か前のお中元用にネットから注文したもので、それは、みかんをくりぬいて作ったゼリーで、とっても美味だったのと上田という地名だけだったが、まさかその上田が今回行った上田とシンクロしていたとはびっくり。つまり上田の地理感がゼロということ。なさけなか。

 時々誰かからもらってくるのがあって、それは普通にセロファンに包んだ消しゴムぐらいの大きさのみすず飴(ゼリー)で、それを買って帰ろうかと店に行ったら、蝶タイ白シャツのおじいちゃんがボーイ宜しくドアを開けてくれたりして、すげートラディショナル。あんずジュースも店内のお客に配っていて、ナイスな気配りで、ここまでされて何も買わずに出てゆく勇気ある人っているのだろうか。
 店構えも大正時代のか、と思わせるシックな洋風木造の店内で、これだけでこの店の商品の味が分かるというもの。もしかしたらボーイ風のおじいちゃんは現社長だったりして。
 ビニール袋に幾つか入ったセロファンで包んだのは500円弱で、そのとなりに写真のような700円ぐらいの箱入りのがあって、「これとあれ、何が違うの?」と聞いたら、カウンター向こうの若いおねーちゃんは「中身は同じで、こちらは丁寧に梱包しているだけです」と単純明快解答で、思わずびっくり。
 普通のデパートとかなら「こちらも良くお求めになられるお客様も多いです」などと高いほうを暗に薦めたりするのだが、そういうのはない。つまり、中身が同じなら安い方を買おうとする時の貧乏さを思わせず、逆に高い方を買おうとする時の見栄張りも思わせず、なかなかの接客の神応対だ。

 大した価格差ではないので箱入りのをカミさん用に買ってきた。
 セロファンで包んだものは、どうしてもセロファンにくっついてしまうところがあって剥がせづらさがあるが、箱入りの方は一つ一つパラフィン紙で包んであった。50年以上もの前、じーちゃんが粉薬を飲む時によくパラピン紙にくるんでいたのを思い出した。 
 パラピン紙がのり巻きのような雰囲気を醸し出し、食べやすく、そして懐かしい食感があった。あのおねーちゃん、パラピン紙のことなんて何も言わなかった。ご立派。
 みすず飴、中身は違うけどちょっと高級感のあるボンタン飴に近いかな。

飯島商店 https://misuzuame.com

「おたぐり」

上田城趾

上田商店街通り

 佛教大学の学外学習会というのがあり、お泊まりで上田に行ってきた。
 行ったことがなく長野県の小諸の近くと思っていたら、果たして新幹線で言えば軽井沢から2つ目だった。長野県で3番目に大きな町で人口16万と言っていたが、首都圏に住んでいると、大きな川以外町並みがエンドレスなので境界線分からず、人口16万と言われても、自分の町とは比較できず、「あ、そうなんですか」で終わってしまう悲しさがある。
 町並みの進化は遅く昭和テイストてんこ盛りで、シャッター通りが多いだろうと思いきや、以前大河ドラマの「真田丸」とかでのご当地になったのか、それでの村おこしがきちっと整備されていて、すたれ感がなかった。
 あっちこっちに真田ゆかりの模様や観光案内図にあふれ、散歩しているだけでも楽しい町だ。標識が面白い。そんな豪雪地帯だとは思わないのだけど、その分、標識ポールが両側にないのですっきりしている。
 
 講義と夕食会も終わり、2次会で駅前の地元の居酒屋へ行った。
 初めて食べたのが馬モツの「おたぐり」で、関東の煮込みのモツが馬のになったもの。
 で、馬肉と言えば長野だけではなく熊本も有名なのだが、熊本のは松阪牛韓国の犬肉のように食用に管理されて育てられたものなのだが、こちら長野は地鶏とか天然鰻のようにその辺にいるような風の普通の馬のだから、それなりの臭みとクセがあった。三口目ぐらいから慣れてしまい刻みネギと良く合い、日本酒との相性が一番、と思った。
 こういう地元ならではの食べ物やツマミに出会えるのって嬉しいもんだ。

 何故か池波正太郎館があった。あ、名作「真田太平記」があったのを思い出した。これを読んで上田に行くとより楽しめるね。
 また、信州の坂本龍馬みたいな人の話などもよく見かけるのだが、初めて聞く名前で、暗殺されてしまうのだが、切ったヤツが中村半次郎とあって、こっちの方が有名だよ。池波正太郎の作品にもあって。人斬り半次郎とも呼ばれ幕末の名剣士ランキングには土方歳三と一緒に良く出ていて、桐野何とかと改名して維新後も活躍して、あ、これも池波正太郎の作品であった。
 信州上田のキーワードは、池波正太郎作品と「おたぐり」かもしれない。

「角」

 関東の首都圏では今回の台風はチョロズレ風だった模様。
 それほど雨は降らず常時強風だったので、窓を開ければ涼しくて快適なのだけどサボテンの砂や書類が部屋中乱舞しまくり。窓を閉めれば、気温は高くはない30度弱だけどムッとした湿気に包まれる。エアコンを除湿にしてつけると寒い、クーラーを30度にすると、ぬるくて異臭漂う。29度にすると除湿と同様寒い。どーすれば良いのだ。
 Tシャツ2枚重ね着して除湿にした。なんかすっきりしない。
 
 そんな台風との奮闘?に疲れたのを言い訳にして、久しぶりにウイスキーを飲んだ。やはりストレートは美味い、そして「角」も昔ながらの変わらずの美味さがある。
 明日は、台風一「家」なので、大洗濯大会だ。