「青雲」

 自室にいる時には良く線香を焚いている。
 特に宗教的なところからではなく、と言おうか一応は浄土宗徒なんだけど、ま、気分的なところから。1本じゃ長いから半分に折ったやつを。線香1本ってだいたい150mmぐらいあって昔なら5寸だけど何か意味あるのだろうか。
 なくなったので買いに行くも線香って何処で売っているのか分からなかった。仏壇屋かな、そんなの近所にないが、100円ショップで売っていた。
 何種類かあって、普通の緑色、紫茶色、煙の出ない、匂いの少ないのとかいろいろ。保守的なので国産と記された普通の緑色のを買ってきたが、これが香りもしないし匂いもしない。こんなの線香として意味あるのだろうか。

 ホームセンターに行ったらちょうどお盆コーナーがあり、見慣れて使い慣れた日本香堂の「青雲」があった。
 値段は860円、100円ショップのと量が違っているので、量を合わせてみれば「青雲」は400円ぐらい。
 「青雲」を焚いてみれば、やはりあの香りがし、また消えても香りが残り続けるしぶとさがあって、まさしく線香だ。
 気付かなかったけど、ちゃんとした線香って意外と高いもんだ。

同じ飲み屋で

 SNSのお友達AとBがそれぞれ飲んでいる写真をアップしていた。
 AとBは直接のお友達ではない。しかし、飲み屋が同じで、時間帯もほぼ同じ。座席からすると少し離れてはいたけど、すげー偶然。
 いいな、飲んでいて、と思いながら、本人たちの知らない偶然にちょっとほのぼのとした。

『雪国』

『雪国』

 「島村の指が覚えている」のフレーズを時々借用させていただいているので、ちょっくら読み直してみようかと思ったのが川端康成の『雪国』。
 やることのない夜も酒が飲めぬ昨今、あれやこれや縫いまくったミシンには随分と助けられているけど、そのネタも尽きかけてくれば、本でも読むか。台湾で買ってきた本や『台湾文化志』なども読んではいるけれど、さすがに外国語や旧仮名遣いばかりのを読むのは疲れてきた。
 
 最初に読んだのは高校1年生ぐらいだったけど、覚えているのは最初の数ページ、トンネルを抜けてから湯沢温泉駅に降りるまで。後は印象もなく内容も覚えていないので読んだうちには入らないだろう。「指が覚えている」だから、アレしかないと思うも、そんなシーンってあったっけ?だ。意外と文量少なく短編の部類に入るかもしれず、ヘミングウェイの『老人と海』、松本清張の『点と線』ぐらい。
 
 駒子と島村の戯れを通した湯沢界隈の情景描写の美しさに感動。写実的な表現で主観的な谷崎潤一郎のとは一線を画している。
 心理推移は駒子の対話で理解することができる反面、島村のは言葉少なく、その分、情景描写が代弁しているので、喋らない主人公としてのドラクエやミスター・ビーンなどを彷彿させてくれた。
 ストーリー、全くないデス。
 中途半端なところで終わっていて、思わず『雪国(下)』があるのかと思ってしまったほどの起承転で、「結」がない・・え、こういうのが文学。大作品なんだけど、どこかしら消化不良だ。調子ぶっこいて『伊豆の踊り子』も注文してしまったのがやや後のカーニバルだ。
 
 結局、島村の指は何を覚えていたのだろうか。駒子の手だったら怒るで~。

新米

新米

 米をといでどのくらいでスイッチを入れるかは全く気にもせず、思い返せばだいたい数分から20分ぐらい。
 で、たまたま40分ぐらいしてからスイッチを入れて炊いたら、これが美味い。サイトで新米(含むスーパーで売っている米など)を調べてみたら、浸け置きして30分から120分・・ホント?全然、知らなかった。今後はより美味しく食べられるだろう。
 
 としていたら、福島の田舎から30キロの米が届いた。今時分だから、米用の保存庫にある昨年秋のだと思う。
 そのままだからニンニクを入れてと。今のが残り数キロなのでラッキー。

日本製

マドラー

 猫エサ等を買いにホームセンターに行ったついでに、娘からのリクエストのマドラーを探した。若い時にオミズのお店で働いていた時に愛用していた業務用のヤツだ。400円ぐらいで売っていたけど、価格シールには価格表示よりも大きくデカデカと「日本製」と記してあった。
 
 猫エサの産地は、4割タイ産、3割国産、3割アメリカである(目測に拠る)。
 間違っても中国産とあれば、まずは誰も買わないだろう。私はタイ産と国産ではあまりこだわりがなく、たまたま今はユニチャームの国産カリカリを買っている。1歳までは、タイ産のカルカン。
 そして先のマドラー等こういう商品にしても、何故か最近「日本製」とわざわざ表示してあるのが多い。求める質とその価格からするとダイソーとかでも十分に良いものが多いのに、敢えてそういうものに「日本製」と記すのは微妙に便乗商法っぽい観もする。
 つまり、本音的に言うと、質の劣る中国製ではなくちゃんとした日本製ですよ、ということなのだろうが、このような業務的なマドラーにそこまで求めるモノってあるのだろうか。それほど売れるモノではないこれなどは、わざわざ海を越える必要はなく日本の工場でちょちょっと作っちまえ~で、ついでだから日本製のシールも貼っとこ、とか。もしかしたらスプーンやフォークなどにも記してあるかもしれない。
 もちろん、包丁や鍋などの調理用品等では中国製以外のを求める場合も多いが。

 困ってしまうのは食材で例えば、もやし。最近スーパーには1種類しかなく、「種子、中国産:栽培、栃木県」とかあって、心の中で十字を切っ、いや合掌してカゴに入れたりしている。うーむ。あくまでも気分の問題。
 ただ、それほど質をこだわらないものに敢えて「日本製」とか「国産」とか記してあると逆に質が悪いのか、と疑ってしまったりもする。実際そのマドラーは、40年ぐらい前に使っていたのとは手触りと重さが違い、仕上げも安っぽい。その40年前にはこういうランクのがなかったのだろう。
例えば、https://www.amazon.co.jp/高桑金属-バースプーン-S/dp/B005IEU77E/ref=sr_1_2?s=home&ie=UTF8&qid=1500744459&sr=1-2&keywords=バースプーン

 そしてその40年前に使っていたのは、
https://www.amazon.co.jp/三宝産業-UK-スクリュー-バースプーン-小/dp/B001UJELYQ/ref=sr_1_29?s=home&ie=UTF8&qid=1500744496&sr=1-29&keywords=バースプーン
 で、このアマゾンを見たら、マドラーじゃなくて「バースプーン」、正式な名称があったんだ。当時は単純にマドラーと呼んでいた。ふーん。