13日の金曜日

 とーちゃん、この辺に弁財天ってあるかな、記念に御朱印が欲しいんだ、と娘が聞く。
 七福神の一人ねぇ・・私の知るところだと鎌倉かな、大仏の横の坂を登れば葛原が丘があって、そこに弁財天があるよ。というと、ちょっと遠いかな、と娘。
 その日は二十歳の誕生日。別なところでは、ジェイソン!だ。
 娘への祝いより、もう20年も経ってしまったのかとその年月をしみじみ感じてしまう親である。私は40歳ぐらいで、ブレーキが利かなくなるチェロキーに乗って、休みも殆どなく毎日働いていた・・遠い目。

 なら、うちの寺の御朱印をもらったら。
 普通の寺で御朱印なんてもらえるのかと思うも、寺は寺だし、来月ばーちゃんの納骨もあるし、自分の名前を言って二十歳の記念に自分の寺の御朱印が欲しいと言ったら、喜んでやってくれるはずだ。これでNGだったら、墓を払って中島家は樹木葬にすっか。
 夕方からタップダンスのクラブがあるので、それまで谷中に行って喫茶店に入り読書するようだ。雨も降っているので大人の雰囲気を味わってみたいのかもしれない。大人なら漫喫でフリードリンク飲みながら漫画なんだけど。

 その後、インドネシア人のアパートでお泊まりバースデーパーティがあるので今日はお泊まり、と言う。インドネシア???何処だ?
 聞けば同じクラブの留学生で娘の誕生日を大義名分にしてみんなで泊まって飲もうというやつだ・・って乱交か・・とーちゃん妙に心配。

 翌日は午前中に家を出た時には娘は帰ってこず、朝帰りならず午後帰りらしい。夜に戻るも娘おらず、カミさんに聞けば、ちゃんと御朱印をもらうも初洗礼風二日酔いで帰ってきてちょっと寝てまたでかけていったらしい。別なお友達と誕生日お食事か飲み会があるようだ。
 23時を過ぎても戻ってこない。普通の娘を持つ父親ならここで怒るのだろうか?それよりも、二日酔いでの迎え酒、若いって良いな、と真剣に思った。羨ましい~。

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