グルマンズシン

築地さとう

 20代の独身の頃、築地市場界隈のお店等をガツガツ取材していた。
 その中で、築地近くの京橋郵便局裏にある「築地さとう」は思い出深い店の一つであった。
 白い山高帽のステーキマンが鉄板で牛肉を焼いてくれる、いわゆるステーキハウスである。いろいろ鉄板で焼いて最後は鉄のお椀を乗せる。ステーキマンはその音で仕上がりが分かるそうだ。

 たまたま撮った写真が好評で、たまにお呼ばれ的に取材に行くようになった。後年、産休のカミさんを初めて連れて行ったら別のステーキマンが焼いていた。女将に聞くと、地元で自分の店を開きたいとのことで築地さとうをやめたらしい。ただ、20年近く肉を焼いていたので、のれん分け的に独立をOKしたらしい。女将、なかなかやるじゃん。
 頂いた名刺には、「グルマンズシン 埼玉県蕨市・・・」になっていて、あれ、近くじゃん。
 東口から徒歩数分以内だけど説明不能、シャッターストリート的な商店街を入ってちょっと行った右側。
 黒い大きな木製の引き戸があって、外からはあまり中が見えない。こんなんで客は来るのだろうか、と最初思ったけど、意外と口コミで賑わっている感じだ。
 1階はカウンターになっていて目の前でマスターが肉を焼いてくれる楽しさがあるけど、娘が小さかったので2階の座敷の方で食べていた。
 
 この鉄板ステーキハウスの源流は?と聞くと、マスターも良く分からないみたいで、見聞として、戦後の進駐軍などのアメリカ人から肉のリクエストがあり、お好み屋のオヤジが見様見まねで始まったとのこと。50年強の歴史しかないけど made in Japanだし、調理や味などはかなりソフィスティケートされている。
 コースは、4,000円、4700円、6,500円、7,800円ぐらいで、いずれもお洒落に盛りつけされたサラダと牛のたたきがあり、たっぷりもやしを添えた肉が出て、みそ汁、香の物、ご飯。でも、ご飯をガーリックライスに変更するのがグーッ。一番安いコースでも、「ステーキガスト」に3回行けるが、同じ味での築地さとうからすればコスパ最高と言える。ランチもやっていて1,000円ぐらいのようだ。

 先日、痛風発作も多少のむくみを残すのみになったので、一週間遅れのカミさんの誕生日会で久しぶりに行った。飲み過ぎてはいけないと思い、ワインは1本のみの2/3だけ飲んだ。
 翌々実には再び痛みが起き、走れない、びっっこを引く、なんか痛いな、みたくなってしまった。医者からは、とうとう最強の炎症止めとかいうステロイドを数錠処方されてトホホ。
 
 いつもはハンバーグだけだった娘も、少し大人になったのだろう、肉を美味しく感じるようになったとのことで脱ハンバーグ、ようこそステーキだった。

■ グルマンズシン(グルマンズShin)
https://hitosara.com/tlog_11014134/
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110202/11014134/

 近くのお住まいの方は、一度だけ行ってみても間違いなし。ちょっとお勧め。

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