アホ買い

『台湾文化志』

 何気に『台湾』(伊藤潔著、中公新書)を読んでいたら、戦後旧日本軍を排し台湾に統治した中国国民党は、あまり台湾の歴史については諸般の事情等によって消極的だったとのこと。
 よって台湾にはその歴史書や資料が少なく、逆に日本の方が多く、その中でより重要な書籍の一つに『台湾文化志』があるという。初版1928年、改訂版1965年。
 旧仮名遣いを読むのは難儀なので現代仮名遣いの改訂版を買おうとして、Amazonで見たら初版っぽいのが30,000円、と割高。
 ヤフオクで見たら、初版と改訂版の2つが出ていて共に15,000円。当然改訂版のをポチッ。
 後日届いたら、うげげっ、全部中国語の繁体文字で記されていて、よく見たら外箱に小さく「中訳本」と記されていた。改訂版って日中2つあったの?アホだ、おれ様。
 ただでさえ難しそうな台湾史を中国語で読むと10年以上かかるので、仕方なく初版の方をポチッした。
 Amazonで30,000円のを買ったらおまけで中国語訳のがついてきた、と思うようにした。
 2度めに届いたのを見たら、それは改訂版だった。おまけに戦後20年経っているのに旧仮名遣いで記されていた。何が改訂なのか?単に「第二版」で良いではないか。初版に敬意を表してか(涙)。
 
 旧仮名遣いって書き下しと同じなのだ。ひらがなは良いのだけど昔の漢字がバコバコ記してあって、生まれて初めて見た漢字も頻出、「闡」とか「雋」etc。辞書ないと分からず、中国語のを読むのと変わらなかったりもする。
 著者の伊能先生は同じ民俗学者から柳田国男とも親交深く、柳田さんがこの出版を祝って小序を寄稿していた。昔の人の文章ってくどいのね~。
 
 15,000円もあれば何回さくら水産へ、というのを考えるのをやめた。

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