『問答無用』

『問答無用』稲葉稔著

 GW明け早々に年に一回の健康診断に行ってきた。
 中国語だと「体検」というのだけど、なんだろう?身体検査の略語だろうか、辞書を見るとそう記していないので、こういう中国語の場合、昔からあったものではなくここ20年ぐらい前に新たにできた事柄や概念と言える場合が多い。日本だと明治維新後かな。

 胃カメラ(内視鏡)検査の前の麻酔時に、看護婦が「鼻からなので、この麻酔薬を飲んでくださいね」。申請時に病院の方が書き間違えたのだろう、きちっと「口から」と言ったよ~。
 小さな町のクリニックなので通常の外来患者と一緒にやるので結構待たされる。が、あちらこちらの部屋に先生が趣味で読んだ本がたくさんありそれも江戸時代の小説が殆ど。昨年の健康診断では、『ゲルニカに死す』というのがあって、おお。読んでみたら著者、佐伯泰英さん、逢坂さんと同様、スペインネタから時代劇に宗旨替えしていた作家だった。
 『ゲルニカに死す』は禁欲的日本人主人公が活躍する逢坂さん風で、そのままアマゾンゲットした『ピカソ・青の時代の殺人事件』と『眠る絵』は、なかなか面白かったのだが、ヒーローとヒロイン、そして彼らを追う殺人者云々のラインナップは変わらないので佐伯文学、3冊でジ・エンド、だったのが昨年。

 待たされるとは言っても、大病院の薬待ち時間ほどではないので、山積みにされた時代劇小説文庫本の中から比較的薄くて文字が大きいのを選んだら、稲葉稔という作家の問答無用シリーズだった。
 柏木宗十郎という侍町人が主人公で立場で言えば、銭形平次かその手下の八兵衛じゃなかった八五郎あたり。殺人事件による推理小説ではなく、それに合わせた人情劇と相成って、その展開は江戸時代の十津川警部風。『問答無用』とナイスなシリーズタイトルが冠してあるが、どこにも問答無用的なところがない、ソフト路線かな。
 アマゾンで検索したら、あいや~えええ?というぐらい表示されまくったので、1円+送料どころではない。その病院へ行って数冊ずつ借りてこようか。
 
 市の健康診断なので、検査はそれ専門のセクションに送られ、それ専門の医師がチェックして診断を下すのだが、地元のいつものクリニックなので、肺のレントゲンや先の胃カメラなどの取り敢えず的な診断をその場で先生がしてくれるのでとても助かる。ここ数年、酒の飲み過ぎか胃炎があったのだが、今回はゼロ。嬉しいなぁ。今夜は思わず、我が家の常飲としては高額な1,600円のフルボディワインを空けてしまった。常飲は1,000円未満(涙)。

 血液検査は、いつものように3つぐらい赤丸上昇中だから2週間後に見れば良し。
 ただ健康診断は人間ドックのようにフルコースじゃないので、脳ドッグがない。あれ、以前やったのは一昨年か。前回、思いっきり安い2万円のを選んだら、結果はA4用紙に3つのチェック項目が記されていて、いずれも異常なし、と記されて終わり。安いから文句は言えないけど、もうちっと詳細なるおお見立てが欲しかったので、今年は少しちゃんとしたのを選ぶか。
 ただ、あんまりちゃんとしたのを選んでしまうと、とんでもないものを発見してしまうかもしれないので、そこそこのが良いかも。

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