モデル撮影会はパックの海外旅行と似ていて、リコンファームする心配はないし、食事の手配や観光ルートの設定に悩む必要もなく、その分撮影に集中できる良さがある。
しかし何も決めずにチケットだけ買って海外に行く強者もいて、今回そんな感じで初対面の女性2人をいきなり撮影。
雨が降りそうな曇天だったり、雨が降ってきて急遽スタジオにて撮影等、無計画旅行そのもので、この場合、強者というよりも愚行だったかもしれない。
冬の曇天にて暗くなりがちな背景や印象も、プリント時にソフトをかけることでそれらを緩和させ、スタジオのも凝ったライティングにせず、レフ板と1灯だけにし、より身近な女の子のイメージで撮ってみた。
ツアーコンダクターがいないので、場所決めやコース設定すべて自分で仕切り、モデルともコミュニケートしながら撮影をしてゆくのは大変かと思われるが、少なくともこれが「自分が撮った写真」なのである。
あれ、最終回なのにポートレイト日記になってしもうた。
この4回の連載白黒日記を見て、素晴らしい写真だ!またはモノクロやってみようかな、と思ったり、実際にモノクロで撮り始めたりしたら、それは鋭い洞察力とみずみずしい感性を持った方々に違いない。そう賞賛してこそ不滅のモノクロなのだ。
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モノクロフィルムだけを持って海外に行くのは、かなりの超ベテランか戦場カメラマン、または私のような酔狂なヤツだけだと思う。
色彩豊かな異国情緒をカラーで納めたい気持ちは良く分かるが、主にモノクロをやっている人がこと海外になると、何故かカラーに宗旨替えしてしまうのは、モノクロファンとしてはちと寂しい。
それならと、カラーもモノクロも、そして持ちうる機材を揃え、デジカメとビデオもとなると、観光のついでで撮るところでは単なる重たい携行品となり、撮影する気力さえも失せてしまうアブハチトラズ。
機材をコンパクト化させ、フットワークを向上させる事が、海外旅行で良い写真を撮るコツの一つと言える。しかし分かってはいても何か機材を追加してしまうのが人情だけど、どれだけ禁欲的になれるかだ。
モノクロでの海外写真は少ないので、コンテスト狙いとしても面白いかもしれない。
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自然のおりなす鮮やかな色彩は時として人の心を奪う。一面に咲き乱れるお花畑や真紅な空に覆われた紅葉を、おおお、綺麗な色だ、とパシャパシャ撮っていたら、それはモノクロだったというのは私の笑い話。
ネーチャーフォトはカラーが殆どですが、自然のおりなすモノは何も色に限られている訳ではありません。色にとらわれないと対峙するモノをじっくり見定められるゆとりもでてきて、色の呪縛から解放されたモノクロは、見落としがちな自然の細部描写をより幅広いトーンで再現し、独特な臨場感と存在感を与えてくれるのが一つの魅力でしょう。
撮ったら現像所に出して終わるカラーに比べ、そこからフィルム現像、プリントと続く工程の手間と煩雑さは、モノクロへの誘いを躊躇させる要因だと思いますが、得た者しか分からない世界というのも大きな魅力。急ぐ人生の趣味でなければ取り組むかどうかの一考の価値ありきです。
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風景、花、子供、祭などと同様に良く撮る被写体にペットがあり、それがライオンや象とかでなければ、たいていは室内での小動物だ。
しかし室内は、屋外に比べて思いのほか暗かったり人工光によるカラーバランスのズレなどから、なかなかカラーだと難しいのだが、その点モノクロは気にしなくても良いとも言える。
撮り方のコツは、ペットの写真を撮ろう、と意識するのではなく、カメラを持ってペットと遊ぶ感覚が良く、撮れなくても気にしない的な開き直りが結果として良い写真が撮れる。
また、小動物イコール、マクロレンズということもなく、周りを取り入れたフレーミングだってあるのだが、やはり室内は暗いし寄れないのでズームは適さず、標準前後の単体がペットご用達レンズとも言えるかもしれない。
今回、我が家の愛猫ロベルト&ルルデにご登場願ったが、出演料として猫缶2つにて快諾を得ることができた、と思っている。
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